メルセデス
メルセデスのパディ・ロウは、2016年の新しいエキゾーストレギュレーションがF1エンジンのノイズを“大幅に増加させる”と述べた。

2014年にV6ターボエンジンが導入されて以来、最大の批判は、以前のV8やV10と比べてのサウンドの小ささだった。

この2年間はF1マシンのエキゾーストパイプは1本に決められてが、ルールが改定され、これからは1本か2本のウェイストゲートパイプを追加することが義務づけられた。

この変更は最新世代のエンジンが生み出すノイズを向上させるために採用されており、今年のグリッドで最大の革新ポイントとなるはずだ。

パディ・ロウは、この変更によってパワーユニットの音量を上げることに成功したと考えている。

「過去2年間はメインエキゾーストが1本のテールパイプを通っていた」とパディ・ロウは述べた。

「ウェイストゲートと呼ばれるものがあるのだが、それはターボで使用しない余分なプレッシャーがあった場合に、それをエキゾーストシステムから逃す働きをしている」

「(今年からは)そのエアを別のテールパイプに送ることになった。目的はノイズの向上であり、我々はエンジンの音量を上げようと努力している。きっとうまくいくだろう。どれほど大きくなるか楽しみだ。ラボで少し計測してみたが、かなり大きな変化が見られている」

「ウェイストゲートというのはつまり、メインのエキゾーストパイプのサイレンサー的な役割を果たしていた。だから、それをメインエキゾーストから取り除くことによって、音量を抑える要素が減る」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1