エイドリアン・ニューウェイ 健康問題を告白「仕事との両立に注意が必要だった」

アストンマーティンはシーズン序盤から苦戦が続き、その背景としてホンダ製パワーユニットの課題や開発の遅れ、組織体制などさまざまな要因が指摘されてきた。その中にはニューウェイの健康状態に関する憶測もあったが、本人は現在は回復していることを明かした。
ニューウェイが健康問題を初めて認める
「Motor.es」のインタビューでニューウェイは、自身が昨年から体調面で苦しい時期を過ごしていたことを明かした。
「今は元気だが、大変な時期だった。昨年は100%の状態ではなかった」
さらに、体調を考慮しながら仕事を続けていたと説明した。
「健康と仕事のバランスには、これまで以上に慎重になる必要があった。チームは本当に素晴らしい対応をしてくれた。エンジニアたちとも良い関係を維持できていたし、大きな問題にはならなかったと思う。それだけこのチームのみんなが柔軟で協力的だったということだ」
ニューウェイは病名などの詳細については明らかにしていない。
サーキット不在の理由も説明
ニューウェイは2026年シーズンにグランプリへの帯同が限られていることについても説明した。
オーストラリアGPとモナコGPには姿を見せたものの、多くのレースではシルバーストンのファクトリーに残って開発業務を優先している。
その理由についてニューウェイは、自身の「チーム代表」という肩書は実務よりも規則上の意味合いが強いと語った。
「『チーム代表』という肩書は、一部は形式的なものだ。FIAの規則では、その役職に誰かを任命しなければならない。つまり肩書であって、仕事内容そのものを表しているわけではない」

週末運営はマイク・クラックが担当
ニューウェイによれば、アストンマーティンでは役割分担が明確になっている。
チーム全体の技術的・戦略的な方向性については自身が責任を負い、重要な判断には会長のローレンス・ストロールも関与するという。
「重要な戦略的判断については私が責任を負う。それがこの仕事の本質だ。もちろんローレンス・ストロールも重要な意思決定には積極的に関わっている」
一方で、グランプリ週末のチーム運営やメディア対応はマイク・クラックが担当している。
「サーキットでチームを代表し、メディア対応を行うのはマイクの役割だ。彼はその仕事が非常に優れている」
ニューウェイは、この体制によって自身はシルバーストンでエンジニアリングや長期戦略に集中できると説明し、ファクトリーで最大限の価値を発揮できる環境になっていると締めくくった。
カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム
