英国政府、マクラーレンからの約200億円の融資要求を却下 / F1 Topics
マクラーレンF1チームを所有するマクラーレン・グループは、新型コロナウイルス危機の乗り切るために英国政府に1億5000万ポンド(約200億円)の融資を求めたが、却下された。

Sky NewsM の報道によると、マクラーレン・グループが今週初めに融資を求めたが、ビジネス、ビジネス、エネルギー、産業戦略省によって却下され、決定が通知されたという。

マクラーレン・グループは、政府からの資金調達として納税者から商業ローンを求めていたと理解されている。また、英国政府はヴァージン・アトランティックを含む他の大企業と会談したとされている。新型コロナウイルスは航空業界にも大きな負担をかけており、同社は英国で3,000人を超える雇用削減すると発表している。

マクラーレンは、ロードカー販売に大きな打撃を受けており、総額3億ポンド(約400億円)の追加融資を確保しようとしていると報じられている。

マクラーレンの広報担当は「他の多くの英国企業と同様に、現在、我々はパンデミックの深刻な影響を受けています」と Crash.net にコメント。

「したがって、我々は短期的なビジネスの中断を乗り切るために銀行、投資家、政府との継続的な対話を行っています」

親会社の経営危機は、マクラーレンF1チームにも大きな影響を与えている。2020年のF1世界選手権は7月までの10レースが延期・中止となっており、収益の大きな損失に直面している。

マクラーレンF1チームは、財政危機を乗り切るために一部スタッフを一時解雇した最初のチームであり、ドライバーのカルロス・サインツとランド・ノリスは、給与カットに合意している。

マクラーレンは、F1の財務構造の大幅な変更を推進する最もアクティブなチームの1つであり、マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、新型コロナウイルスの危機に対して“適切に対応がなされなかった”場合、F1は最大4チームを失う可能性があると警告している。

その後、F1チームは、財政圧迫を緩和し、チームを保護するために導入された多数の短期的および長期的対策の一環として、2021年シーズンの予算上限を1億7500万ドルから1億4500ドルに引き下げることに合意している。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム