マクラーレンF1代表 「フェラーリの“拒否権”は時代遅れ」
マクラーレンは、2021年のコンコルド協定を作成する際にフェラーリの拒否権を廃止するようリバティ・メディアに促した。

1950年にF1世界選手権が始まってから唯一の参戦を続け、最も多くの成功を収めているチームであるフェラーリは、F1で特権的なステータスと巨大な権力を持っている。

フェラーリには長期参戦のプレミアムボーナスが与えられており、この10年はタイトルから遠ざかっているが、毎年の分配金は全チームのなかで最も多額となっている。

それだけでなく、特定の条件下ではあるが、F1レギュレーション変更への拒否権を持っている。FIAは、2005年にF1のライバルシリーズ立ち上げの動きがあった際にフェラーリと協定を結び、正式にレギュレーション変更に関する拒否権を与えおり、実際、2015年にフェラーリがカスタマーエンジンのコストキャップ導入計画に反対した際に発動された。

だが、マクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、拒否権は存在すらするべきものではないと語る。

「我々には明確な意見がある」とアンドレアス・ザイドルは語った。

「フォーラムで我々たちを代表するどの他チームも必要ないと考えている」

「単に時代遅れだと思っている。2021以降はそんなものがもう存在しないことを願っている」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / スクーデリア・フェラーリ