F1 マクラーレン ホンダF1
マクラーレンは、ホンダからルノーにF1パワーユニットを変更したことに満足していると語る。

今年、ホンダからルノーにF1エンジンを変更して挑んだマクラーレンは、プレシーズンでは表彰台も争えると期待していたが、いざシーズンが始まってみるとMCL33は平均してグリッドで2番目に遅いマシンだあり、シャシー側に問題があったことが浮き彫りになった。

フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、開幕4戦で3回のダブル入賞を果たすなど好スタートを切ったが、シーズン終盤の9戦では10ポイントしか獲得できず、マクラーレンはコンストラクターズ選手権6位でシーズンを終えている

マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、2018年が不甲斐ないシーズンであったことを認めつつも、2019年の開発計画は順調に進んでおり、マクラーレンは正しい道に戻ると信じていると語る。

「マクラーレンのスタッフと話をしていくと、我々は回復の正しい道を歩んでいると思う。フィーリングは良く、今後は良くなっていくだろう」とザク・ブラウンはF1公式サイトにコメント。

「現在、彼らは素晴らしい仕事をしている。コース上でレースカーを見てなければならないがね。だが、マクラーレンの内の感触はいいと思う」

「開発は順調に進んでいるし、チームワーク、コラボレーション、コミュニケーション、責任など、我々に不足していたすべてのことが今は順調に進んでいる」

「だが、レースカーがトラックを走ることが究極の測定となる。その時こそが冬の間にどのような改善を果たしたかを目にすることができる時だ」

「今年は最下点だったと確信している。この時代はマクラーレン史上における最下点であり、今は回復の道を歩んでいくために懸命に仕事をしている。だが、それには時間がかかるものだ」

マクラーレンの2018年F1マシン『MCL33』は、マクラーレンの52年の歴史のなかで初めてルノー製のF1エンジンを搭載した。

マクラーレンは、同じルノーエンジンを搭載するレッドブル・レーシングとワークスルノーの後ろでシーズンを終えたが、ザク・ブラウンは、レッドブル・レーシングがホンダにF1パワーユニットを変更するという決断によってマクラーレンは恩恵を受けることになると考えている。

「我々はルノーに非常に満足している」とザク・ブラウンはコメント。

「我々は彼らと非常に良い関係を築いている。アブダビで来年のパワーユニットがどのように進んでいるかの報告書を受け取ったが、非常に励みになるものだ」

「今年、彼らは我々に信頼性の高いエンジンを与えてくれた。我々が下した決断に満足している。我々はルノーに非常に満足しているし、来年、グリッドで2チームへの供給になることから恩恵を受けることになると思っている。彼らは我々と彼ら自身にだけ集中できるからね。彼らとの長期的な将来に興奮している」

マクラーレンは、2019年にカルロス・サインツとルーキーのランド・ノリスを起用し、ドライバーラインナップを一新させる。また、元トロロッソのテクニカルディレクターを務めたジェームス・キーがチームに加わることになる。

ザク・ブラウンは、ジェームス・キーが加入する正確な日付については明かしておらず、2019年F1マシン『MCL34』に影響を与えることはないと語る。

「来年、ジェームスは我々と一緒ににいるだろう。もちろん、今、我々のために働いてくれればいいが、そうではない」

「我々はそうなることをわかっていいた。もちろん、我々は彼に非常に才能があると考えて彼を雇った。仕事を開始することに興奮しているが、彼は2019年マシンに関連したインプットやコミュニケーションを行うことはない」

「パット・フライとアンドレア・ステラ、そして、デザインチーム全体が本当にうまく仕事をしている。これは再建の旅の一部であり、適切な人材を獲得してはいるが、一夜にして実現することではない」

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