マクラーレン・ホンダ:2017 F1 第11戦 ハンガリーGP プレビュー
マクラーレン・ホンダは、F1 第11戦 ハンガリーGPを大きなチャンスだと捉えている。
“スペック3”パワーユニット導入以降、競争力を上げているマクラーレン・ホンダだが、それをポイントというかたちで生かすことができていない。
タイトでツィスティなハンガロリンクは、それほどパワーが重視されるサーキットではないため、マクラーレン・ホンダにとってはF1ハンガリーGPはポイント獲得の大きなチャンスがあるグランプリといえる。
ハンガロリンクは、ワインディングとアップダウンが多いクラシックなトラックレイアウトです。パワーサーキットではありませんが、正確なパワーマネジメントが求められますし、オーバーテイクが難しいため、予選でのポジションが非常に重要になります。我々のマシンとの相性がいいサーキットだと考えており、ある程度の速さを見せられると思っていますし、2台のマシンともに確実にQ3に進出し、ポイント獲得を狙います。ここはフェルナンドがF1での初勝利を飾り、ストフェルが2014年のGP2で優勝しているコースであり、ドライバーにとって得意なサーキットでもあるので、好結果を期待しています。前半戦最後の戦いになりますが、ここでいい結果を残せればベルギー以降の後半戦に向けていい流れを作れると思います。みなさんにいいレースを見せられることを楽しみにしています」
関連:2017 F1ハンガリーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1ハンガリーGP
“スペック3”パワーユニット導入以降、競争力を上げているマクラーレン・ホンダだが、それをポイントというかたちで生かすことができていない。
タイトでツィスティなハンガロリンクは、それほどパワーが重視されるサーキットではないため、マクラーレン・ホンダにとってはF1ハンガリーGPはポイント獲得の大きなチャンスがあるグランプリといえる。
フェルナンド・アロンソ
「シミュレーション上では、今回のハンガロリンクが、僕たちにとって今年一番のチャンスがあるサーキットのはずだ。距離が短く、コーナーの多いツイスティなコースなので、そこまでパワーが必要ではなく、シャシー性能で勝負できるからだ。ブダペストでのレースは、毎年楽しみにしている。美しい川を眺められる街の中心部に宿泊し、まるで自分が街の一部になったかのような気分で過ごせる。気温が高いので、チームにもドライバーにも厳しい週末になると思うけど、サマーブレイク前最後のレースで良い結果が出せれば、全員にとって休み前の大きな後押しになるだろう。何よりも重要なのは信頼性だ。ハンガリーで僕たちのマシンが良いパフォーマンスを見せられたとしても、そのチャンスを最大限に活かすためにもトラブルなしで過ごすことが必要だ。このレースに向けて、シルバーストンではグリッドペナルティーを受けるという大きな決断をしたので、それが報われるようにできるだけ上位でポイントを獲得したいと思う」ストフェル・バンドーン
「ハンガロリンクが大好きだ。スピードは低いかもしれないけど、テクニカルなレイアウトで一周を通じて100%の集中が要求されるコースだ。速いコーナリングがたくさんあり、ツイスティなコースでラップタイムを向上させるには、ラインをきっちりトレースしなければならない。このレイアウトに高い気温が加わり、マシンにとっては厳しい環境となる。連続するコーナーを鋭く切り返し、うまく抜けていくためにも、強く安定したシャシーが必要だ。ストレートは短いので、コーナリングのためにできるだけ多くのダウンフォースをつけたセットアップとなる。GP2時代にハンガリーで優勝したこともあり、このコースでのドライビングを楽しめている。ここまで不運なレースが続いているけど、レースを重ねるごとに成長し、安定したパフォーマンスを発揮できていると思う。これまでエンジニアと懸命に取り組み、自信もついてきた。前半戦は毎週のように進化を見せてきた。僕たちは辛抱強く頑張っていかなければなりません。僕たちの努力が報われることを願っている」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「サマーブレイク前最後の戦いとなるハンガリーへ向かっている。難しいチャレンジを強いられているが、開幕前からこれまで休みなく取り組んでくれたマクラーレン・ホンダの仲間全員へ、心から“ありがとう”を伝えたいと思う。もうすぐ家族と過ごせる夏休みがやってくるが、その前にブダペストでは良い結果を持ち帰らなければならない。パワーサーキットでは困難な戦いになると思っていたが、シルバーストンでのペースは想定を上回っていた。ハンガリーは全く異なる特性で、我々の強みを発揮してライバルたちと良い戦いができる見込みだ。グリッドペナルティーを避けるためにも、ホンダとともに信頼性の向上に取り組んでいる。特に、我々のマシンが力を発揮できるこのコースではポイントを大量に獲得できる可能性があるし、そうするために全員モチベーションを高く持っている。ピレリとのタイヤテストもうまくいったので、この勢いをブダペストでの好結果につなげるとともに、後半戦に向けてさらなる開発を進めるためにも、レース後のインシーズンテストで走行距離を稼げればと思っている」長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
「善戦するもポイントにつながらず厳しいシーズンが続いていますが、ここ数戦ではパフォーマンスが向上している手ごたえはあり、期待を持ってサマーブレイク前の戦いとなるハンガリーに向かいます。ハンガロリンクは、ワインディングとアップダウンが多いクラシックなトラックレイアウトです。パワーサーキットではありませんが、正確なパワーマネジメントが求められますし、オーバーテイクが難しいため、予選でのポジションが非常に重要になります。我々のマシンとの相性がいいサーキットだと考えており、ある程度の速さを見せられると思っていますし、2台のマシンともに確実にQ3に進出し、ポイント獲得を狙います。ここはフェルナンドがF1での初勝利を飾り、ストフェルが2014年のGP2で優勝しているコースであり、ドライバーにとって得意なサーキットでもあるので、好結果を期待しています。前半戦最後の戦いになりますが、ここでいい結果を残せればベルギー以降の後半戦に向けていい流れを作れると思います。みなさんにいいレースを見せられることを楽しみにしています」
関連:2017 F1ハンガリーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1ハンガリーGP