マクラーレン ホンダF1 イギリスグランプリ
マクラーレン・ホンダは、F1 第10戦 イギリスGPが開催されるシルバーストンでホームのファンのためにいいレースをみせることを誓う。

英国を拠点とするマクラーレンにとってシルバーストンはホームグランプリとなる。ホンダも英国拠点をミルトン・キーンズに構えており、多くの熱狂的なファンや同僚、家族が応援に訪れる。

シルバーストンの高速でチャレンジングな特性はMCL32にとって好条件とは言えないが、マクラーレン・ホンダはホームでのポイント獲得に向けて全力を尽していく。

フェルナンド・アロンソ

「シルバーストンは毎年楽しみにしているサーキットだ。誰もが真の“ドライバーズサーキット”だと知っているし、素晴らしい歴史と温かいファンの声援もあるので、どのドライバーにとっても特別なグランプリだ。マクラーレンのドライバーにとってはホームグランプリとなり、英国のファンの皆さんから情熱的な応援を受けるので、その想いは一層強くなる。このサーキットでのチャレンジが本当に楽しいし、難しいコースでタフなレースになるので、ここで好結果が出せれば名誉に感じる。先週のオーストリアでは不運に見舞われた。今回はホームレースなので、前回よりも運が向いてくればと思っている。ここで巻き返せることを願っているし、いつものように激しく戦い、レースで何ができるか見極めていく。高速ながらグリップの高いシルバーストンの特性で、今季型のマシンがどのようなパフォーマンスを見せるのか、ワクワクしている。特に高速セクションが楽しみだ。コーナーで我々のマシンの強みを最大限発揮し、チームにできる限りいいリザルトを持ち帰れるようにできればと思っている。スタートでのトラブルに巻き込まれないことと、レースに向けてセッションごとに勢いを増していけるよう、信頼性の問題が出ないことが重要だ」

ストフェル・バンドーン

「英国にあるチームの一員としてイギリスGPに出場するのを、心から楽しみにしている。マクラーレン・ホンダは世界中で素晴らしい応援をしてもらえているが、シルバーストンの雰囲気は格別になる。これまでチームとともに何度も英国でレースをしてきたので、僕にとってここはまるで第二の地元のようだ。ドライブするのが本当に楽しいコースだ。特にラップ序盤はとても高速で難しいが、終盤のインフィールドセクションではまた違った技術やマシンの反応が求められる。僕たちのマシンがそこでどんな挙動を見せるのかを確認するのが楽しみだし、ライバルたちよりも優位に立てていればと思っている。GP2時代にシルバーストンの表彰台には2度立っているが、最高の気分だった。パッケージの強みを最大限引き出せるよう、日曜日に向けて順調に進み、再びポジティブな週末が過ごせることを願っている。マシンの感触はよく、僕たちは明らかに進歩しているので、地元ファンの前でそれを見せられるように時間を活用していく」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

「マクラーレン・ホンダの全員にとって、イギリスGPはカレンダーの中でも特に重要なレースの一つであることは間違いない。それは、我々が単に英国のチームだからというだけでなく、ほかの場所では見られないほどの熱狂的な大観衆のサポートがあるからだ。シルバーストンは数あるコースの中でも突出したサーキットだ。コプスやベケッツ、ストウといった難コーナーによって、チャンピオンたちには試練を与え、ファンには壮大な素晴らしいレースを提供してきた。高速でチャレンジングなコースでは、マシンとドライバーともに厳しく試される。MCL32がその試練をクリアするのは容易ではないが、シルバーストンで毎年大きな声援を送ってくれる英国のファンに会えるのを楽しみにしているし、そのサポートが間違いなく我々を引き上げてくれるはずだ。これまで同様、懸命に取り組み、ホームのファン、同僚、パートナー、ゲストの皆さんにいいレースをお見せしたいと思っている」

長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

「今季10戦目となるイギリスGPは、2017年シーズンの折り返しであり、シーズンのハイライトともなるレースです。F1の歴史の中でも最も長い伝統を持つグランプリの一つですし、チームとドライバーに対して最も厳しいサーキットでもあります。レースが行われるシルバーストン・サーキットは、複数のストレートを高速コーナーで結んだ難しいレイアウトで知られています。タイヤや燃費にも厳しい上に、スロットルの全開時間が長いパワーサーキットですし、英国特有の予測不可能な天候も加わることになるので、マシンにとってもパワーユニットにとってもタフなレースになることを予想しています。オーストリアGPの結果は望んだようなものではなかったものの、パフォーマンスについては前向きな手ごたえを得ていますし、今週末のイギリスGPにもつなげられるものだと思っています。さらなる前進のために開発を続けていますし、今まで以上に高いモチベーションで臨んでいます。最後に、今回のグランプリはマクラーレン・ホンダにとってのホームグランプリですし、その意味でも忙しいものになると思っています。我々が英国で拠点を置くミルトン・キーンズからも近く、多くの熱狂的なファンや同僚、家族が応援に訪れます。彼らにいいレースを見せられるよう、ホームでのポイント獲得に向けて全力を尽くします」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1イギリスGP