マクラーレン ホンダ F1
マクラーレンは、再びエンジンにトラブルに見舞われたホンダとの関係が“最大”の緊張関係にあることを認めた。

先週に続き、第2回バルセロナテストの初日にもホンダのエンジンにはトラブルが発生。電気系のトラブルだったが、調査のために再びエンジンを交換することになった。

開幕戦オーストラリアGPまでは2週間を切っており、ホンダが信頼性問題を解決するための時間は刻々となくなってきている。

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、マクラーレンとホンダは密接に働いていると常に主張してきたが、これらの問題はの責任はホンダにあり、両社の関係に大打撃を与えていると認める。

今回の問題がマクラーレンとホンダとの関係にどれくらいの緊張を生んでいるかと質問されたレーシングディレクターのエリック・ブーリエは「最大だ」とコメント。

「もちろん、我々はF1にいるわけだし、レースをしている。我々はパフォーマンスを発揮しなければならない。巨大なプレッシャーがかかっているのは明らかだ」

「もちろん、我々はホンダとのパートナーシップのすべてに最大のプレッシャーをかけている。それは彼らにとっても同じことだ。我々は間違えることはできない。我々もベストなクルマを届ける必要があるし、表裏一体だ」

「レースにむけて、その多くはホンダの手にある。彼らはしっかりと調査し、しっかりと対処しなければならない。我々はパートナーがそれをやってくれると信頼し、信じなければならない」

「まぁ、常に問題は彼らの方にあるがね。我々はパートナーだが、彼らにはエンジンに対する責任がある、我々にはシャシーに対する責任がある」

「もちろん、我々は特別な関係だし、ワークスチームのようだ。我々は両方の組織に深く関与しているし、我々にできるどんなサポートも行う。我々にもっと多くのことができるのであれば、やっていくだろう。だが、シャシーのプログラムが注意散漫になることは望んでいない」

それでも、エリック・ブーリエは、マクラーレンがホンダとの関係を解消することを検討しているということはないと主張する。

「我々にはきちんとした契約があるし、実際、あらゆる契約は通常7年だ。3年ではなくね! いいや、我々はそれについて考えてさえいない。我々の間には強固で長期的な契約がある。まだ理想的な時代ではないが、我々はそれを基にしていきたいと思言っている」

電気系のトラブルでホンダがパワーユニット交換を強いられる前、ストフェル・バンドーンは34周を走行していた。午後には46周を追加し、マクラーレン・ホンダは合計で80周を走って初日の走行を終えている。

ホンダは、今季のF1テストが開始して以降、すでに6基のエンジンを変更しているとの報道は否定したが、正確な数字は明らかにしていない。

8日(水)にはフェルナンド・アロンソが走行を行う。

マクラーレン・ホンダ、再びエンジントラブル
マクラーレン・ホンダ、再びエンジントラブル

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1