マクラーレン・ホンダ F1アメリカGP
マクラーレン・ホンダは、F1アメリカGPの決勝レースで、ジェンソン・バトンが6位、フェルナンド・アロンソは11位でレースを終えた。

ジェンソン・バトン (6位)
「今日は戦略が物を言うレースとなり、僕たちは戦略面において完ぺきなレースをした。チームは、本日成し遂げたことについて満足すべきだ。ただ、ピットストップの判断はすべてうまくいったものの、パフォーマンス不足については改めて見直す必要がある」

「レース序盤は、ドライコンディションの中、レースを心から楽しむことができ、今までとの違いを少しでも見せられたように感じた。他のドライバーよりも先にスリックタイヤを履いて、ピットストップもうまくいったものの、いったん路面が乾くと、どのドライバーもブレーキをかける場所がわかるので、僕たちにとってはかなり難しい状況だった。他チームのドライバーが本領を発揮すると、我々はそのペースについていけなかった。それでも、ポイントを獲得できたことは良かったし、僕はその挑戦を楽しむことができた。ただ、僕たちはペース不足だった。最後に、古き友人でかつてのチームメートであるルイス・ハミルトンに対してお祝いの言葉を述べたいと思う。彼とメルセデスは年間を通してミスをすることはなかったし、これは偉大な功績だ」

フェルナンド・アロンソ (11位)
「今日の決勝は今までで最も良いレースの1つだ。2周目の時点で最後尾から2番目のマシンに、1分遅れで走行していて、その後、残り10周で5番手にまで順位を上げることができた。それだけ力強くばん回していただけに、レース終盤で発生したメカニカルトラブルによって戦いができなかったことは残念だ。そのため、嬉しいというよりは悲しい気持ちになりったけど、こういった問題を引き続き改善できるようにしていく。最後に、3度目のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンへの祝辞を述べたいと思う。彼はシーズンを通して非常に力強く、偉業を成し遂げた。来年は今シーズンよりも、ハミルトンを少しでも苦しめられるようになればと思う」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「我々マクラーレンは多少のことでお祝いをする習慣はありませんが、今日のジェンソンの6位入賞は我々にとって今季最高のレース結果の1つであり、満足するには至らなくとも、うれしい結果です。今日のような波乱のレースで、ジェンソンはいつも通り、その状況を巧みに操りました。予断を許さない状況にもかかわらず、トラブルに巻き込まれることなく、落ち着いて徐々にポジションを上げ、必要なときにタイヤをセーブした結果、我々にとって非常に貴重なワールドチャンピオンシップポイント8点を獲得しました。一方、フェルナンドは、本人のミスではないものの、さまざまなアクシデントが起こるレースとなりました。すばらしい走りを見せてくれましたが、最終的に僅差でポイント獲得のチャンスを逃しました。今週末は変わりやすい天候のため複雑な状況であったにもかかわらず、メカニックのメンバーが一度もミスをすることはありませんでした。また、エンジニアや戦略担当者も、午後のレースを通してすばらしい仕事をしてくれました。これまでも申し上げてきたように、まだやるべきことがたくさんあるのは分かっています。ただ、我々がホンダとともに進化しているのは確かですし、それを確認できることは励みになります。5日後には、今度はメキシコシティでサーキット入りしますが、次戦のメキシコGPで今日の結果を足掛かりにできるようにしたいと思います。最後に、ルイス・ハミルトン選手に対して『よくやった』と祝辞を述べたいと思います。ウォーキングにもハミルトン選手の友人がまだたくさんいますし、みんな同選手がマクラーレンのドライバーとして過ごした6年間に良い思い出を抱いています。ワールドチャンピオンを3回手にするのは本当に偉大な功績です。今日、3度目のタイトルを獲得したことによって、これまでに同じく3回ワールドチャンピオンに輝いた、たった6人のドライバー(ジャック・ブラバム、ジャッキー・スチュワート、ニキ・ラウダ、ネルソン・ピケ、およびアイルトン・セナ - いずれもマクラーレンでワールドチャンピオンに輝く)の仲間入りを果たしました。ルイス、おめでとう!」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1アメリカGP