フェリペ・マッサ
シート喪失の噂もあるフェリペ・マッサが、これまでのシーズンと今後のシーズンに対しての気持ちを語った。

スペインGPの結果にはまだ怒っていますか?
そうだね。まだイライラしているよ。今日でさせ、まだドライブスルーの理由を理解することができないし、あの時点で僕のレースは台無しになった。

現在、あなたとフェルナンド・アロンソとの間に存在する大きなポイント差について説明していただけますか...
今年、実際に僕とフェルナンドとの間に大きな差があったレースはオーストラリアだけだっと思う。マレーシアは、雨によって鮮明なイメージを得るのが難しかった。中国では、予選での僕たち二人の差はそれほど劇的ではなかった。バルセロナでさせ、トラフィックはあったけど、Q2でのタイムは以前のイベントと一致していたし、日曜日のレースペースもそれほど離されてはいなかった。現在、フェルナンドが素晴らしい走りをしていることも考慮しなければならないと思う。彼は素晴らしい状態だし、おそらくパーフェクトとさえ言えるかもしれない。

マシンには最大限を引き出すのを妨げる特定の問題があると思いますか?
運転するのが簡単なマシンではないのは確かだし、良いバランスを見つけるのが難しい。マシンと戦わなければならないと気づくことがしばしばあったし、そのような状況ではあちこちで簡単にコンマ1秒を失ってしまう。僕のドライビングスタイルでも少し苦しんでいるのかもしれない。スムーズな走り方を見つけられていない。僕たちはまだ十分な空力ダウンフォースがないのは良く知られていることだし、低速コーナーの出口でトラクションが不足している。それが大きな問題だ。スペインでは重要な改善を果たしたし、それはレースでのフェルナンドのパフォーマンスからも明らかだと思う。でも、僕も目の前がクリアなときは良いペースがあった。トップスピード面やシーズン開幕から苦しんでいた別のエリアでも小さな進歩を果たした。

チームはあなたを信頼していると感じていますか? この厳しい段階から抜け出すには何が必要ですか?
そうだね、その通りだ。チーム全体が僕を支持してくれていると感じている。もちろん、彼らは結果に満足していないし、僕もそうだ。僕たち全員がここから抜け出して、通常に戻ることを望んでいる。それは可能だし、僕も望んでいるのは確かだ。チームの助けがあるので実現できると思う。

難しい質問ですが、同時にどうしても尋ねなければならない質問があります。ブラペストの事故以来、自分はもう速くないと疑ったことはありますか?
自分自身に4万5000回は尋ねたし、それでもそうは思わないし、その理由もないと思っている。3年間でたくさん優勝して11勝を挙げているし、問題は明らかだ。自問し続けているだけではない。答えを探したし、たくさんの質問に答えながら、何度も診察を受けてきた。僕を見てくれたすべての医師が自信を持って、スプリングの衝撃を受けた影響は一切ないと断言している。僕自身、あの週末以前と何の違いも感じない。例えば、昔より、あるいは昔のようには勝利に対する思いがないというのが真実だったなら、レースのスタートで自分がベストドライバーの一人だと思い、オーバーテイクするときに何のためらいもない僕がいることをどう説明するっていうんだい?

タイヤパフォーマンスは、実際に予測できませんか?重要ですか?
そうだね。でも、サーキットによってその影響は変化する。バーレーンとスペインではデグラデーションが激しかったし、タイヤが決定的な役割を果たした。でも、デグラデーションがより標準的な他の場所では、絶対条件で最も速いマシンが優勢だと思う。そうは行っても、タイヤマネジメントで最高の仕事をして、最高の戦略があって、ミスをしない人に勝利の最高のチャンスがあるのは明らかだ。

シーズン序盤で5台の異なるマシンで5人のウィナーが生まれたのはほぼ30年ぶりです。このような予測不可能性はどこから来ていると思いますか?
多くのチームが競争的なので、ショーのためには素晴らしいことだと思う。ここ数年で技術面と財政面の両方で多くの変化があったと思うし、それが流行を決定づけていると思う。数年前まで大きな予算がないチームはチャンスがなかったけど、今はもうそうではないし、世界の状況を考えると、まださらにコスト削減に進む傾向にあるので、今後もこの状態は続くと思う。

モナコはあなたの第2のホームレースです。数日前にストリートで、グランプリ後には息子と散歩するかもしれない場所でF1カーを走らせるのはどのような感覚ですか?
通常は、常に縁石が設置されているロウズ・ヘアピンは別として、トラック上にいるとは感じないおのだ。走っているときは、実際にグランプリトラックにいることを常に考える。他の場所ではそんな風には考えないものだ。もちろん、今はバリアーや縁石といったものがすでにトラック上にかなり設置されている。フェリペーニョはここが僕がレースをする場所だと知っているけど、彼は僕がボーナスを得られるようにマリオ・カートのように走れることにしか興味はない! 僕たちはビデオゲームに費やす世代だ...

モナコのようなトラックでポールポジションを獲得するために完璧なラップをするのはどのような感覚ですか?
素晴らしい感覚だし、一番前からスタートした2008年に優勝できなかったのは非常に残念だ。十分に勝てるペースはあったけど、雨とセーフティカーが僕の有利には働かなかった。前日のラップは本当に素晴らしかったし、忘れることはないだろう。モナコはレースをフィニッシュするだけでもすでに良い結果だ。でも、優勝は自分を歴史の一部にしてくれるものだ。

シミュレーターに取り組むためにマラネロにいました。どのようなプログラムをこなしましたか?
実際のモナコをシミュレーターで詳細に再現するのはほぼ不可能なので、次のラウンドに関することではなかった。先週末のバルセロナのデータを確認するために主にバックワップに取り組んでいる。

実際のトラックでの1日のテストはバーチャルのトラックの何日分もの価値があるというフェルナンドの主張に同意しますか?
その通りだ。100%そうだね! トラックでの走行に代わるものはないし、ドライバーとしてトラックの方が楽しみが多いからね。エンジニアも僕に同意してくれると思うよ...

今回のレースは他のレースと異なるアプローチが必要ですか?
そうだね。特に身体的な部分でね。モナコGPはリラックスする瞬間のないとても長いレースだ。常に限界だし、常にバリアをかすめている。なのでいつも以上に特に長い時間にわたって有酸素トレーニングに取り組む。技術的にはマシンセットアップはいくつか特別な特徴がある。モナコに類似したトラックで行われるのはシンガポールでのレースだけだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / フェリペ・マッサ / スクーデリア・フェラーリ