マノー
マノーのマネージングディレクターを務めるグレアム・ロードンは、2016年からメルセデスのパワーユニットを搭載することでもう言い逃れはできないと感じている。

マノーは、2016年からは現在のF1で圧倒的な強さを誇るメルセデスと複数年契約を結んだ。

それに加え、マノーはウィリアムズからトランスミッションとサスペンションの供給を受け、待望の新シャシーを投入。2010年にヴァージンとしてF1参戦して以来、初めてライバルと均一のパフォーマンスを得るとみられている。

「確かな前進だ。空力スタッフが見つけなくてもいい数秒を得られそうだし、パッケージも信頼性がある」とグレアム・ロードンは AUTOSPORT に述べた。

「まだやらなければならないことはたくさんあるが、新しいクルマ、シャシー、エンジンが我々にとって正しい方向へのステップであることは間違いない」

「今、事実上、我々はかなり前に世系されたクルマでシーズン全体を過ごしていることを考えなければならない」

シーズン開幕直前に救済されて管財人の手を離れてF1グリッドへの復帰を果たしたマノーは、ここまで特例で2014年シャシーの改良版と一年落ちのフェラーリエンジンでレースを戦っている。

それに比べれば、2016年は昼と夜くらいの差があるとみられて当然であり、競争力において言い訳はできなくなる。

「現在、言ってみれば、我々にはある種の隠れることができる場所がある。現在、エンジンのせいにすることはかなり容易だが、来年はそれがなくなる」

「事実上、我々はウィリアムズと同じエンジン、ギアボックス、サスペンションを搭載するので、そこがベンチマークだ」

「空力的に彼らの方が成熟しているが、大きな前進なのは確かだ」

マノーとメルセデスの交渉は行われていたが、ルノーがロータスを買収してワークスチームとして復活することを決断するのを待たなければならなかった。

「もちろん、それは最も秘密にしていたことのひとつだ」とグレアム・ロードンは述べた。

「だが、公平に見て、メルセデスは、状況がより明白になるまで、ロータスのポジションに関して誰に対しても失礼がないことを望んでいた」

「それが起こったので、彼らは契約を発表できるようになった」

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カテゴリー: F1 / マノー