ダニエル・ティックタム マカオグランプリ フォーミュラ3
第64回マカオグランプリ 2017 FIA F3ワールドカップで優勝したダニエル・ティックタムが、勝利へと繋がったオーバーテイクについて語った。

レッドブルのジュニアドライバーであるダニエル・ティックタム(18歳)は、Motopark with VEBから2017年のF3ワールドカップに参戦。最終ラップに劇的なドラマが生まれた決勝レースで優勝を手にした。

ダニエル・ティックタムは、ラスト2周で重要なオーバーテイクを決めている。5番手を走行していたダニエル・ティックタムは、リスボアでアウトサイドからランド・ノリスとマキシミリアン・ヒュンターをアウトサイドから一気に2台抜きして3番手に浮上。そして、トップを争っていたセルジオ・セッテ・カマラとフェルディナント・ハプスブルクが最終ラップの最終コーナーで曲がり切れずクラッシュしたことで、トップでチェッカーを受けることになった。

「信じられないレースだった」とダニエル・ティックタムはコメント。

「フルコースイエローとセーフティカーが狂わされるときもあるけど、僕は落ち着いていたし、まだかなりの時間があることはわかっていた。とにかく、やれる限りのチャンスを生かした。それほど多くのチャンスはなかったけど、リスボアでは必要なチャンスを生かすことができた」

「ランドとマキシの後ろのポジションにいたとき、勝つためにはかなり特別なことにトライしなければならないことはわかっていたし、それが成果を挙げた」

「ブレーキングのリファレンスポイントがどこにあるかはわかっていたし、とにかく僕はレーシングラインにとても近かったので、周辺視野でそのポイントをキープしていた」

「彼らは、僕ができるとわかっていたよりも早くにブレーキをかけた。そして、それが本当にうまくいった。少しでも遅れれば、ちょっと苦労していたかもしれないけど、完璧なタイミングだった」

また、ダニエル・ティックタムは、ジョエル・エリクソン、セルジオ・セッテ・カマラ、そして、自分とレースの全てのラップをリードしたMotoparkチームに敬意を表した。ダニエル・ティックタムは、2018年に同チームからヨーロッパF3選手権に参戦するとみられている。

土曜日の予選ではMotoparkのセットアップは完璧ではなく、ジョエル・エリクソンは2位、ダニエル・ティックタムは8位で予選レースを終えていた。

しかし、ダニエル・ティックタムは日曜日には最速のクルマだと自信を持っていたと語る。

「僕たちはとても速かったので、土曜日にやろうとしていたほど速く走る必要はなかった。少しペースは犠牲になったけど、タイヤはずっと長持ちしていた」

「チームは予選レース後にクルマを適応させるために素晴らしいパフォーマンスを発揮していたし、このチャンスを与えてくれたエンジニア、メカニック、ティモ(ランプカイル、チーム代表)、アンディ(コーラー、テクニカルディレクター)の全員に感謝したい」

「彼らに十分な感謝を伝えることはできない。それは僕の家族とレッドブルに対しても同じだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マカオGP