マカオグランプリ FIA F3ワールドカップ
2017年 マカオグランプリ FIA F3ワールドカップの予選2回目が17日(金)に行われ、ジョエル・エリクソン(Motopark with VEB)が総合タイムでポールポジションを獲得した。

マカオGPは、欧州や日本など世界各地で行われているF3シリーズのランキング上位者が、マカオ市街地のコースで戦う伝統のレース。過去にはアイルトン・セナやミハエル・シューマッハらが優勝しており、日本人ドライバーでは、2001年に佐藤琢磨、2009年に国本京佑が優勝を成し遂げている。

伝統ある一戦であるマカオグランプリのなかでも、世界各国のF3ドライバーが参加し世界一を競うFIA F3ワールドカップは、数多くの日本人ドライバーが挑んでおり、今シーズンも7名のドライバーが参戦する。

FIA F3ワールドカップは、木曜日に「予選1回目」、金曜日に「予選2回目」が行われ、両セッションのベストタイム順で土曜日に行われる「予選レース」のスターティンググリッドが決定。予選レースの結果によって日曜日の「決勝レース」のスターティンググリッドが決定する。

予選2回目は15時25分のスタートが予定されていたが、WTCC世界ツーリングカー選手権の予選で複数の赤旗中断があったことで開始時間が遅れ、15時56分にスタートが切られた。

FIA F3ワールドカップの予選も4度の赤旗が出る荒れた展開。ジョエル・エリクソンが2分10秒720を記録し、予選1回目とのベストタイム順で予選レースをポールポジションからスタートすることになった。2番手にはわずか0.024秒差でマクラーレンの育成ドライバーであるランド・ノリス(Carlin)、3番手にはカラム・アイロット(SIM Theodore Racing by PREMA)が続いた。

日本勢のトップは関口雄飛(B-MAX Racing Team)の8番手。関口はセッション終了間際にクラッシュを喫して4回目の赤旗の原因となっている。

牧野任祐(Motopark with VEB)は12番手、佐藤万璃音(Motopark with VEB)は15番手、山下健太(B-MAX Racing Team)は16番手、坪井翔(TOM'S)は18番手、宮田莉朋(TOM'S)は20番手。DRAGONこと組田龍司(B-MAX Racing Team)は予選1回目のクラッシュで左手薬指を骨折して無念の欠場となった。

2017年 マカオグランプリ FIA F3ワールドカップ 予選2回目

PosNoドライバーチームタイム
115ジョエル・エリクソンMotopark with VEB2分10秒720
21ランド・ノリスCarlin2分10秒744
37カラム・アイロットSIM Theodore Racing by PREMA2分10秒810
49マキシミリアン・ギュンターSIM Theodore Racing by PREMA2分11秒156
53フェルディナント・ハプスブルクCarlin2分11秒245
618ダニエル・ティックタムMotopark with VEB2分11秒437
710ミック・シューマッハSIM Theodore Racing by PREMA2分11秒483
822関口雄飛B-MAX Racing Team2分11秒559
919セルジオ・セッテ・カマラMotopark with VEB2分11秒569
108周冠宇SIM Theodore Racing by PREMA2分11秒781
115サッシャ・フェネストラズCarlin2分11秒880
1216牧野任祐Motopark with VEB2分11秒929
1326ペドロ・ピケVan Amersfoot Racing2分12秒050
146デヴリン・デフランチェスコCarlin2分12秒349
1517佐藤万璃音Motopark with VEB2分12秒558
1621山下健太B-MAX Racing Team2分12秒563
1725ラルフ・アロンVan Amersfoot Racing2分12秒644
1811坪井翔TOM'S2分13秒604
192ジュアン・ダルヴァラCarlin2分13秒710
2012宮田莉朋TOM'S2分13秒721
2120アレックス・パロウTheodore Racing with Doragp Corse2分13秒863



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カテゴリー: F1 / マカオGP