F1、2022年は全体の3分の1のグランプリでスプリント予選の実施を計画
F1の最高経営責任者であるステファノ・ドメニカリは、2022年シーズンにスプリント予選の数を増やす可能性が高く、シーズン全体の3分の1のレース週末でスプリント予選のフォーマットを実施することを計画していると語る。

今年、F1は土曜日の午後に決勝グリッドを決める30分間のスプリントレースをトライアル。7月のF1イギリスGP、先月のF1イタリアGPで実施し、11月のF1ブラジルGPで最終のトライアルを行う予定となっている。

金曜日の午後に予選、土曜日の午後のスプリント予選、日曜日に決勝と、これまでのグランプリよりも多くのアクションが見られるスプリント予選のフォーマットだが、F1ドライバーからは賛否両論の声があがっている。初実施となったF1イギリスGPではポジティブな意見が多かったが、F1イタリアGPではオーバーテイクがほとんど見られない行列レースとなった。また、FP1後にマシンがパルクフェルメ状態となり、土曜日の午前中に行われるFP2の必要性についても疑問視されるなど、課題は多い。

しかし、ステファノ・ドメニカリは、スプリント予選は「信じられないほどの成功」だとしており、全体としてF1コミュニティとファンからの反応は「ポジティブ」だったと語る。

F1は、シーズン終了後に3回のトライアルを包括的に最終評価するが、スプリント予選は2022年シーズンに拡張されることになりそうだ。

「今年の初めに、我々は将来のために正しい計画であることを確認するために、今年3回のテストを実施すると言った」とステファノ・ドメニカリは Sky Sports F1 に語った。

「我々が受け取ったコメントの大部分は非常にポジティブなものだった。金曜日、土曜日、日曜日に新しくて重要なものがあるので、プロモーターは非常に満足しています。

「我々はポジティブなフィードバックを受け取っており、来年はこのフォーマットが気に入らなかった人々によって強調されたポイントも考慮した素晴らしいプランを立てる必要がある」

「一般的に言って、信じられないほどの成功だった。だが、スプリント予選のフォーマットですべての場所で行うことはないと言える」

「我々はレースの3分の1くらいで維持したいと考えており、報酬とポイントを与える特定の異なる方法と繋げて、違いを生み出せることがわかっている特定のサーキットと繋げていきたい」

「判断材料はたくさんある。放送局、ドライバー、チーム、プロモーター、ファンなど、すべての利害関係者を巻き込んでいくつもりだ」

「我々の役割が、正しい決断を下し、すべての長所と視点を考慮することであることを忘れてはいない」

2022年のF1カレンダーは、記録的な23レースとなる予定であり、5月には新しい会場であるマイアミが登場する。

特定の日付はまだ割り当てられていないが、ステファノ・ドメニカリは2022年F1シーズンが通常どおり3月中旬に開始され、11月中旬に終了することを明らかにした

「23レースのカレンダーになるのは確実だと思う」とステファノ・ドメニカリは語った。

「もちろん、我々は世界中のさまざまな政府が発行した新型コロナウイルス規制を非常に尊重していく。だが、F1が、普通のことを楽しめるという希望の兆候を示すことが我々の目標だ」

「カレンダーに正しいリズムがあることを確認したいと思っている。もちろん、ロジスティック的にフローが正しくなければならないため、期間に関連する考慮事項がある」

「私が言えるひとつのことは、あまり多くのことを発見することなく、来年のシーズンは3月中旬に始まり、11月中旬に終わるということだ」

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カテゴリー: F1 / リバティ・メディア