F1、新たに“グランドスラム”タイトルの設置を検討
F1は、新たなアワードとして“グランドスラム”タイトルの新設を検討している。

現在、F1ドライバーとチームは、ドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンという究極の戦利品を求めてシーズンを戦っている。

しかし、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、今年の新しいスプリント予選フォーマットの3ラウンドのトライアルが、2022年には最大7つのスプリントに拡大される可能性があると語る。

「反応、緊張、ペース、すべてが良い」とステファノ・ドメニカリは Autosprint に語った。

「この段階では我々はフォーマットを再考しているが、最大7つのスプリントレースがあることを想像できる」

それと同時に、ステファノ・ドメニカリは、7つのスプリントレースがF1の新しい“グランドスラム”タイトルにカウントされる可能性があることをイメージしている。

F1では、ポールポジション、優勝、ファステストラップ、全ラップリードでの勝利を“グランドスラム”と呼んでいるが、ステファノ・ドメニカリはそれとは異なり、テニスの4大大会を意味するグランドスラムを指しているようだ。

「我々はグランドスラムについて考えています。テニスのように、追加のタイトルが授与される」とステファノ・ドメニカリは語った。

「スプリントレースのタイトルとチャンピオンシップを獲得したものが、グランドスラムを獲得する。F1は変化し、若いオーディエンスにとってより興味深いものになる必要がある

そのような重要な変更には、F1チームだけでなく、ジャン・トッドが率いるFIA(国際自動車連盟)のサポートも必要になる。

ジャン・トッドは、金曜日の予選セッションとスプリントレースの間の唯一のプラクティスセッションが存在する理由について、現在“少し困惑”していることを認めている。

「唯一の利点は、チームがタイヤの摩耗などについて収集できる情報だ」とジャン・トッドは語った。

「スペクタクルという観点では、それはあまり意味がない」

また、ジャン・トッドは、スプリントレースの勝者ではなく、通常の金曜日の予選セッションで最速のドライバーがポールシッターと宣言されるべきであるという批判を耳にしている認める。

「我々はそれについて確認する必要がある」とジャン・トッドは語る。

「土曜日のスプリントがあることで、金曜日は予選が行われることでアップグレードされた。だが、私にとって最も重要なことは、日曜日がメインイベントのままであるということでだ」

ステファノ・ドメニカリが提唱する2022年の最大7回のスプリントの計画について、ジャン・トッドは「まだ何も決まっていない」と主張した。

「まずは、シルバーストーン、モンツァ、インテルラゴスでのトライアルから得る知識を見てみよう」

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カテゴリー: F1 / リバティ・メディア