F1、表彰台セレモニーも“新しい生活様式”での形式に変更
新型コロナウイルスのパンデミックにもたらされたソーシャルディスタンスのルールにより、F1が再開した際には表彰台も新たなお祝いの仕方が登場することになるようだ。F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、レース後の表彰台セレメニーがグリッド上で行われる可能性に言及している。

グランプリは観客を入れずにスタッフ数を制限した“クローズドイベント”され、従来のいくつかの手順は廃止または調整される。

F1ドライバーは、レース前に国家斉唱のためにグリッドの前に並ぶことはなくなり、観客がいないため、ドライバーパレードも省略される。

「手順の実装のために、我々は新型コロナウイルスの状況に安全かつ確実に対応する必要がある」とロス・ブラウンは F1.com に語った。

「我々がこれまでに行ってきた慣行は実施することはできない。F1レースの特徴であった非常に密集したグリッドは起こり得ない」

「したがって、チームが到着する時間からチームが去る時間までのすべての側面が検討されており、完全には確定されてはいないが、FIAと協力して改善に取り組んでいる」

「表彰台の手順が今のように行われることはない。だがレース後にグリッドで何かを行うことを検討している。1つの選択肢は、トラックにマシンを並べて、ドライバーがマシンの前に立つことです。」

ソーシャルディスタンスルールにより、F1ドライバーは通常のようにトロフィーを手渡されることはない。だが、主催者は解決策を検討しているとロス・ブラウンは語る。

「トロフィーを贈呈するために誰かがすぐ近くにいくことはできないので、トロフィーを贈呈することはできない。だが、どうにかするつもりだ」

「我々は計画と手順を立てている。テレビでどのように提示できるかを検討している」

「健康と安全性を損なうことなく、我々が関与できる方法はたくさんある。

「我々はそれを魅力的でエキサイティングなプロダクトにできると100%確信している」

「これは新しい基準だ。どのくらい続きくのか? 我々にはわからないが、これが今年の残りのシーズンの新しい基準になることは間違いない」

F1は、7月3~5日にオーストリアGPで再開。これまで序盤8戦のスケジュールが発表されている。残念ながら、日本GPの中止が決定したが、15~18戦のレースが行われると予想されている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / リバティ・メディア