F1:無観客レースの開催にも課題…1000人近いスタッフが関与
F1は、新型コロナウイルスのパンデミックによって無観客でシーズンを開始する可能性があるが、レースを開催するためには関与する人員数をかなりスリム化する可能性が高い。

ヨーロッパでは、厳格なロックダウンから脱殻している国もあるが、それらの国でさえ、大規模イベントの禁止は7月や8月まで延長されている。ヨーロッパ全体で、スポーツ活動を停滞させている厳格な封鎖から脱却し始めている国でさえ、大量集会や公共イベントの禁止は7月と8月に延長されている。

2020年のF1世界選手権はすでに9戦が延期・中止となっており、F1は大幅にカレンダーを変更し、2021年にまたがる可能性さえ示唆している。

「我々は、無観客レースのロジスティクス、どのように人々をそこに連れて行くのか、どのように保護するのか、どのように安全にするのか、誰がパドックに入ることを許可するのかを検討している」とF1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは語った。

「すべての順序だてて議論されている」

イギリスのシルバーストン、オーストリアのレッドブル・リンク、バルセロナのカタルーニャ・サーキット、フランスのポール・リカール、ブダペストのハンガロリンクなど、ヨーロッパの常設サーキットの一部は複数のレースを開催している可能性がある。

オーストリアは、旅行制限が解除されており、その他の安全策が講じられれば、無観客レースに反対することはないと語っている。レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、レッドブル・リンクでレースを開催するにはゴーサインが出されるだけで十分だと語る。

「FIAの基準に合うように非常に短期間で準備ができる」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports にに語った。

「だから、無観客でレースを開催することは完全に実現可能だ。フルグランプリへの段階的なルートがある。潜在的に限られた人数のTVイベントにのみ焦点を当てた観客のいないイベントについて話している特定のサーキットがある」

F1ルールは、10チームはそれぞれパドックで“マシンの操作に何らかの形で関連付けられている”60人を超えることはできないと述べている。すなわり、少なくともF1チームのスタッフだけで600名を超えることにある。

また、他にもピレリのタイヤフィッター、FIAの技術者、その他の主要サプライヤー、F1の従業員、放送局、メディア、そして、何百人ものトラックや医療スタッフがグランプリに参加する。例えば、放送局の担当者の範囲は、イギリスのスカイスポーツは通常40~45名、スカイイタリアではその半分、スカイドイツでは8名となっている。

「運用担当者は規則によってかなり定義されている」とマクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは語る。

「通常のレースイベントと比べて、それほど大きな違いはないと思う。なぜなら、マシンを操作し、週末にサービスを提供し、レースに出場してピットストップを行うにはすべての人が必要だからだ」

F1の情報筋は、安全な間隔を確保するために、チームとの詳細な会話が行うメディアへのアクセスが制限される可能性が高いと語る。

また、テレビ向けの“無観客レース”がどれほど実現可能かは解釈にも依存する。

「観客がいなくても、現場に多くの人が集まってイベントを開催する」とF1ベルギーGPのコマーシャルディレクターであるStijn de Boeverは語る。ベルギー8月末まで大規模イベントを禁止にしている。

「大規模イベントとはどれくらいか? 500人、3000人、5000人?」

F1は、アジアや中東のレースが年内に開催することができるのであれば、観客がいなくても世界選手権を成立させることを期待している。

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カテゴリー: F1 / リバティ・メディア