ランド・ノリス F1オーストラリアGP予選「マックスが雨で速いことはわかってる」

ランド・ノリスとチームメイトのオスカー・ピアストリは、最初のチャレンジでミスが続出したため、最後のQ3ラウンドで全力を尽くさなければならなかったが、マクラーレンの2人にとっては苦にはならなかった。
ランド・ノリスは、アルバート・パーク・サーキットでの土曜日の予選で、マクラーレンのフロントロー独占をリードし、マクラーレンの2人は他のドライバーたちに3.5秒の差をつけた。
「まずはチームに心からに感謝したい。マクラーレンの全員が素晴らしい仕事をしてくれた。昨シーズン終了時の状態から1-2という形でスタートできたからね」とノリスは語った。
「予選は予選だ。明日を待とう。難しいレースになるだろうけど、今日は完璧なスタートを切ることができた」
現在のところ、天気予報では日曜日のメルボルンは雨になる見込みで、今週末これまでに見たことのないコンディションになることが予想される。
優勝のチャンスについて尋ねられたランド・ノリスは、「マシンは良いポジションにあると確信しているけど、ウエットコンディションでの走行経験はない。マックス(フェルスタッペン)とレッドブルが雨の中でどれほど速いのかはわかっているので、様子を見よう」
「誰にとってもチャンスはたくさんあるけど、同時に、これから学んでいく新しいこともたくさんある。だから、明日を楽しみにしよう」

しかし、ランド・ノリスは、マクラーレン・MCL39は明らかに速いが、ナイフの刃の上に乗っているようなものであると説明した。
「我々は、圧倒的な強さを見せて、今回のような結果を残したいという期待を抱いていたし、自信を持っていた。でも、他のマシンとの差が開くことは、必ずしも予想していなかった」とノリスは語った。
「つまり、ラップタイムを計測してみると、他のマシンとの間に少しギャップがあった。でも、それは難しいことだった」
「僕たちの課題の一つは、我々のクルマで予選ラップをこなし、すべてをまとめ上げることがいかに困難であったかということだと思う」
「だから、今日のようなペースがあったことは予想外ではなかった。でも、僕たちは『よし、みんなよりコンマ2秒速く走ろう』などとは考えていなかった」
「今日以降は使えるようになると言えるだろう。でも、これまでは苦労してきた」
「同じレギュレーションのまま1年が過ぎ、限界に近づいているからこそ、このようなことが起こるのだと思う。すべてを改善しようとしている」
「もう少し負荷をかけたいか?もう少し運転しやすくしたいか? 特に、多くの競争相手がいて、可能な限りのすべてを見つけ出そうとしているこの時点では、難しいバランスだ」
オスカー・ピアストリ、マクラーレンのマシン評価を共有
マクラーレンのチームメイトにポールポジションを僅差で奪われたオスカー・ピアストリは、ノリスのMCL39に対する評価を共有した。
「速かったが、時々問題もあった」とピアストリは語った。
「今週末は難しい局面もあったけど、ある意味で手に負えないとか、修正できないというようなことは何もなかった」
「誰にとってもかなり難しい状況に見えたし、僕たちもタイヤの限界に挑んでいる。ここしばらくの間、タイヤはすべてのマシンがどれだけの負荷をかけているかにかなり敏感になっている」
「思ったほど簡単ではない。でも、示されたように、基本的なペースは間違いなくあると思う」

ノリス:マクラーレンの限界を理解するのは「仕事」
ランド・ノリスは、予選後にメディアから寄せられた質問に同意し、MCL39はより速くはなったが、ドライバビリティは低下していると認めた。
「だから、その方向性はもう少しあるかもしれない。でも、少なくともマシンはかなり改善できていると思う」
「より速くなったと思うし、運転するのは少し難しいかもしれない」とノリスは付け加え、限界を管理するのは自分とピアストリのドライバーの役目だと説明した。
「それは僕たち次第だ」
「そして、その限界値を下回るようにし、正しい限界値を見つけ、それを超えないようにすることが僕の仕事だ」
「完璧なマシンなどありえない。優れたドライバーとは、難しいマシンでも運転でき、与えられたマシンを何でも扱えるドライバーだ」
「もちろん、速いマシンの方がいいに決まっている。マクラーレンとして限界に挑むために払う代償だ」
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