ランド・ノリス 「マクラーレンF1にとっても最もエキサイティングなフェーズ」
マクラーレンは夏休み前にパフォーマンスを急上昇させたが、ランド・ノリスはチームがまだ始まったばかりであり、これまでで「最もエキサイティングなフェーズ」に差し掛かっていると考えている。

かつてF1を席巻していたマクラーレンだが、近年は順位を落とし、ホンダとの不運なパートナーシップの間にコンストラクターズランキングで最下位となった2017年にはどん底に陥った。

チームの苦戦はフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドールンの離脱につながり、ランド・ノリスがリザーブドライバーから昇格してカルロス・サインツとともに2019年のラインアップに加わった。

そのシーズン、マクラーレンはビッグ3チームに次ぐ「ベスト・オブ・ザ・レスト」でフィニッシュし、フェラーリが大不振に陥った2020年には3位だった。だが、2022年のランキング4位争いでアルピーヌに敗れている。

今シーズン、マクラーレンは、オフシーズンのMCL60開発で重要な側面を逃したことを認めるという最悪のスタートを切った。しかし、オーストリアで初めて導入された一連のアップグレードは、それ以降マクラーレンをより強力なものにしている。

シルバーストンとハンガロリンクで連続表彰台を獲得したノリスは、主要なテクニカルスタッフとインフラストラクチャーを舞台裏で数多く変更した結果であるこの改善に活力を感じている。

「その話で僕たちはどこにいるか? あまりにアップダウンが激しいので何とも言えないけど、これから誰を迎えるかという点では最もエキサイティングな段階にあると信じたい」とノリスはSpeedcafeに語った。

ノリスは「MTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)で彼らがどのようにマシンを開発しようとしたか、そして新しいアイデアを出そうとする彼らの野心について、仕事と仲間意識」を称賛した。

今週の初め、ノリスは、アンドレアス・ザイドルからチームプリンシパルに就任したアンドレア・ステラの仕事を評価した。

「アンドレアが来てから、雰囲気や雰囲気作りに大きな上昇トレンドがあったと思う」とノリスは語った。

その直後、チームはテクニカルディレクターのジェームス・キーとも袂を分かち、ピーター・プロドロモウがエアロダイナミクスを、デビッド・サンチェスがマシンコンセプトとパフォーマンスを担当することになった。

エンジニアリングとデザインは2024年にレッドブルからウォーキングにやってくるロブ・マーシャルが担当し、ウォーキングには新しいシミュレーターと新しい風洞が完成間近である。これらすべてがノリスにとって朗報であることは言うまでもない。

「フェラーリやレッドブルからいい人材がやってくる。彼らはさまざまな分野のすべてにおいて多くの尊敬、知識、専門知識を持っている」とノリスは語った。

「彼らはより多くの知識を持っているようだし、何が本当に変わるべきなのか、より明確な道筋を持っている。それが僕に大きな自信を与えてくれている」

「この先何が起こるか楽しみにしている。僕たちがいたかもしれない場所よりもエキサイティングだと信じている。非常に多くのことが良い一歩を踏み出しました」とノリスは力説した。

ランド・ノリス マクラーレン F1

ノリスは現在ドライバーランキングで、レッドブル、メルセデス、フェラーリのドライバー、そして新チームのアストンマーティンで好調なスタートを切ったフェルナンド・アロンソに次ぐランキング8位につけている。

最近のアストンマーティンは調子を落としているとはいえ、残り10戦の時点でコンストラクターズランキングではマクラーレンに93ポイント、ドライバーズランキングではノリスがアロンソに80ポイント差をつけている。

しかし、マクラーレンの現在の好調が続けば、ノリスはカルロス・サインツ、ジョージ・ラッセル、シャルル・ルクレールといったトリオから20ポイント強しか離されない。

そして、ノリスは11位にいるルーキーのチームメイトであるオスカー・ピアストリに対して健全なリードを保っている。ピアストリは最近のベルギーのスプリントレースで好パフォーマンスを見せ、フロントロウからスタートし、一時マックス・フェルスタッペンからリードを奪い、その後2位に落ち着いた。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム