小林可夢偉
小林可夢偉が、鈴鹿サーキットで行なわれた“フェラーリ・レーシング・デイズ2013”に参加。記者会見に参加し、フェラーリの印象、初戦を終えたWECについて語った。

シルバーストンでWECのデビュー戦を終えましたが、F1へのストーリーについてはどのように考えていますか?
なかなか難しい質問ですね。まだシーズンが始まったばかりなので、まずは様子を見たい。今はフェラーリで与えられた仕事をしっかりやることです。

もう少し経ったら余裕が出てくると思うので、F1の方の仕事もできてくると思います。ストーリーといっても、来年がどうなるかわらないんで、今の段階でちょっと早すぎるかなと。ただ、いろんな状態にしっかりと対応できるように周りを固めることの方が今は大事だと思うんで、ストーリーを描く前に、なんと言うんだろう、周りのインフラというか準備を整えることですかね。

例えば、また募金を再開するのであれば、クレジットカードがないとか、そういうことも準備しているので、そういうところにも対応をやっていこうと思っています。明日明後日でホームページを作って、その機能を備えろというのは無理なので、そういうことをしっかりやって、シーズンがもう少し入ったらF1の動きが変わってくるかもしれないし、まだ来年の動きというのは早すぎると思います。

イタリアに行った印象、F1のマラネロファクトリーを見た印象はいかがでしたか?
さすがにイタリアだけあって、なぜかロジスティックの建物がものごっついかっこいいという謎がありました。ロジのビルが一番かっこいいんで、ビックリして。ひとつひとつこだわっているなと。ただ、思いのほかオープンで、ムービーを回したんですけど、F1のエンジンがポコッとカバーが開いていたり。そういうところがフェラーリらしくオープンで人との付き合いを大事にするようなイメージがあました。

規模については?
規模は、みんなレースに行っていたのでなんとも言えないですけど、オフィスのエンジニアルームとかは意外とコンパクトでした。ザウバーの方が、一人一人のテーブルの大きさとか大きかったような。数は違いますけど。ただ、ザウバーも700人とか800人が300とか400になったのかもしれないですけど。

凄いと思ったことは?
テクニカルな部分で凄い思うことはなかったですね。すでにトヨタやザウバーで見ているし。フェラーリがすごく特別なことをやっているということはなくて。良いドライバーがいて、良いエンジニアがいて、いい結果が出る、というシンプルなことだと思います。なにか特別にビックリすることはなくて。今年一番のサプライズは、GTのクルマにエアコンが着いているとか、そういうサプライズの方が多いです。エアコンを着けるとパワーが落ちると思ったらそうでもなかったりとか。そっちの方がサプライズでしたね。

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カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / スクーデリア・フェラーリ / AFコルセ