2024年F1 イタリアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
F1イタリアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。8月31日(土)に2024年のF1世界選手権 第16戦 イタリアグランプリの公式予選が行われた。

ポールポジションを獲得したのはランド・ノリス。チームメイトのオスカー・ピアストリが2番手に続き、マクラーレンがフロントローをロックアウト。3番手には0.004差でジョージ・ラッセル(メルセデス)が入った。レッドブルは4列目に沈んだ。

1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「またポールポジションを獲得できて、本当にうれしい。週末ずっと接戦が続いていた中で、予選で1位と2位を獲得できたのは、ちょっと驚きだ。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。明日もこの調子が再現できれば最高だけど、コース上では接戦が続いている。速い車に乗った非常に速いドライバーがたくさんいるので、楽なレースになるとは思っていない。新しい路面でのタイヤのデグラデーションについても疑問が残る。僕たちにとっては未知の部分が多いけど、ファンにとっては大いに興奮することだと思う」
2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「Q3の最初のラップはかなり良かったが、2周目はそこまでではなかった。でも、それでも良いパフォーマンスだったし、本当に良いチームワークだった。今週末のフィールドは信じられないほどタイトで、フロントローを独占できる保証はなかったので、それをやり遂げることができたのは素晴らしい努力だ。路面が再舗装された後、モンツァで慣れているものとは少し違っていたし、前方のフィールドがタイトなので、明日のレースは非常にエキサイティングになると思う」

3番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日は3位という良い結果だ。数チームの間で非常に拮抗していたので、2列目からのスタートは悪くない位置だ。マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すのに少し時間がかかった。タイヤのパフォーマンスを最大限に引き出す方法を検討し、ベストラップ2回を最後に残した。ポールポジションからわずか0.1秒差だったのは少し悔しいけど、全体的には土曜日の結果には満足している。マクラーレンは今のところとても速い。とても印象的だ。1コーナーで彼らに挑み、先行できるだろうことを願っている。それができなければ、明日のレースは難しいだろう。ただ、コースは非常に暑く、タイヤが苦しんでいる。それがグランプリにどのような影響を与えるかは興味深いところだ」

4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「予選は難しかった。昨日のプラクティスで感じていたアンダーステアが少しあったので、特に第1セクターでいくつかのコーナーで苦戦した。そこで最もラップタイムをロスし、最終的にポールポジション争いのチャンスを失ったかもしれない。今日は4位がベストだったが、それは僕たちが戦いたいポジションではないので、明日のレースに向けて何が足りないのかを探るつもりだ。これはタイヤマネジメントのレースになると思うので、そこでベストを尽くした人が勝つはずだ。全力を尽くして、ティフォシのために勝利を持ち帰れるよう願っている」

5番手:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
「接戦になることは分かっていた。ポールポジションは0.1秒差で、もちろんフラストレーションが溜まる。後でデータを見ると、もっといい結果が出せたかもしれないといつも思うものだけど、Q3では路面温度が少し下がり、そのせいでアンダーステアが強くなり、それが助けにはならなかったかもしれない。でも、今日は最大限の力を発揮できたと感じているし、明日も自信がある。レースをしっかりこなせば、ポジションアップを狙って、ティフォシにいいレースを見せられるはずだ。本当に楽しみにしている。」

2024年F1 イタリアGP 予選 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

6番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今日の結果には非常にがっかりしている。最前列、もしかしたらポールポジションも取れたかもしれない。残念ながら、今日は自分の仕事を果たせなかった。1コーナーと2コーナーで0.15秒を失い、最終コーナーでさらに0.11秒を失った。自分のせい以外に責める人はいない。最近は予選が苦手だけど、これからも改善できるよう努力する。僕たちは良いレースカーを持っている。明日に向けて自信が持てるはずだ。チームはW15をザントフォールトよりもずっと良い状態にするために素晴らしい仕事をした。マシンの調子はずっと良くなっている」

7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「よくも悪くもあった予選だった。予選Q1と予選Q2はとても感触がよく、セッション中もいいラップを走ることができた。でも予選Q3ではバランスに苦戦してしまい、前のセッションと比べるとアンダーステアが多く出てしまったため、コーナーで思ったようにアタックできなかった。初めてのことなので理由が分からないけど、明日の決勝に向けて解析に努める。この週末の一番大きな課題は、リアからフロントまでの安定したバランスを見つけることだ。明日は誰にとっても難しい日になるだろう。もちろん僕たちにとって今日よりもポジティブな日になることを願っているけど、現時点ではまだどうなるか予想ができない」

8番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「このサーキットでは、僕たちが抱える問題が浮き彫りになったように思う。マシンのバランスを失ってしまったようで、このダウンフォースレベルではさらに苦戦をしている。予選Q3はスクラブタイヤではとてもよい走りができたけど、ニュータイヤに履き替えた途端に調子が一転してしまった。その原因を解明する必要がある。予選Q3の最終ラップはうまくいかず、少し行きすぎてしまった。フェルスタッペンが背後にいると分かっていたので、彼がスリップストリームを使えるように努力したけど、あまり効果がなかったようだ。パフォーマンスに乏しく、僕自身はもちろんだけおd、チームとしてもとても残念だ。今のマシンはとてもセンシティブで、これは僕たちが直面している一番の問題だと思う。バランスで苦戦をしていて、マシンはギリギリの状態で保たれている状況なので、いろいろなことが試せずにいる。でも、重要なのは明日どれだけよいレースができるかということなので、チームのモチベーションを上げて前向きに取り組みたいと思う。ロングランでのペースはいいので、明日はチーム2台でできる限り多くのポイントを獲得して、ダメージを最小限に抑えたい」

9番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「9位は素晴らしいし、とても嬉しい。今週末はここまでベスト・オブ・ザ・レストだったし、そこに到達できればと思っていたけど、本当にここまで来られるとは思っていなかったので、良かった。プラクティスでマシンが好調を維持していると、予選で確実に結果を出さなければならないというプレッシャーが少し増えるものだけど、その甲斐はあった。ザントフォールトとはまったく違うトラックで、アップグレードは素晴らしいけど、このトラックが僕たちのマシンに合っていることはわかっている。でも、アップグレードがなかったらQ3に進めなかっただろうということもわかっている。これは良い収穫だ。予選中ずっとハースと戦っていたけど、明日は彼らの方が少しレースペースが速いようだ。グレイニングが最大の懸念事項だけど、どうなるか見てみよう」

10番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「トップ10入りは堅実な仕事だと思う。アレックス(アルボン)にわずかの差で後れを取っているのは理想的ではない。ターン1と2で早くも遅れをとってしまったし、新しいタイヤではなぜかうまくいかなかった。新しいタイヤでは毎回うまくいかなかったので、理解する必要がある。全体的には満足している。ローダウンフォースパッケージの車はかなり良い感じだし、良い感触と自信がある。うまくいけば、それを明日につなげられるだろう。混戦には入っていると思うけど、全員が非常に拮抗した戦いになると予想している」

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カテゴリー: F1 / F1イタリアGP / F1ドライバー