アイザック・ハジャーが語る レッドブルF1でフェルスタッペンから学びたい核心

フェルスタッペンにとっては7人目のチームメイトとなり、ハジャーは過去にこの座に挑んだドライバーたちが直面してきた難しさを十分に理解したうえで、新たな一歩を踏み出そうとしている。
レッドブル・レーシングは、2009年にセバスチャン・ベッテルをトロ・ロッソから昇格させて以降、グリッドの中でも最も明確にナンバーワンドライバー体制を築いてきたチームだ。
マーク・ウェバーはベッテルに迫り、ダニエル・リカルドはフェルスタッペン加入初期に彼を上回ったが、最終的にはいずれも複数回の世界王者が頂点に立っている。
近年では、セルジオ・ペレスが「レッドブルのセカンドシート」にまつわる厳しい現実を語り、クリスチャン・ホーナー前チーム代表がリアム・ローソンや角田裕毅に十分な信頼を置いていなかった可能性にも言及していた。
ただし現在のレッドブル・レーシングは体制が変わりつつあり、この変化がハジャーにとって追い風になる可能性もある。
そうした状況の中で、ハジャー自身は自分がまだ学ぶ立場にあることを強く自覚している。
彼はポッドキャスト番組「Talking Bull」で、フェルスタッペンと組むことへの率直な思いを明かした。
「本当にクールだ。僕はまだ21歳で、シングルシーターを始めたのは2019年だ。それでグリッドで一番のドライバーとチームメイトになれる。これは本当に大きな特権だ」とアイザック・ハジャーは語った。
「2026年に向けて、彼とはまだあまり話していないけど、ドライバーズパレードの時間が、落ち着いて話をするいいタイミングになると思っている。彼はすごくナイスな人だ」

続いてハジャーは、フェルスタッペンのどこに最も強い関心を抱いているのか、その核心に踏み込んだ。
「なぜ、必ずしも最高のマシンではなかったのに、あそこまでタイトルに近づけたのか」
「とてもトリッキーなコンディションのレースでも、彼は必ずそこにいる」
「少しでも難しい状況になると、彼は必ず前に出てくるし、予選Q3ではいつも何かを見つけてくる」
「1,000万通りのシナリオの中に、勝てる道が1つしかなくても、彼はその1つを掴み取る」
「マシンに乗った瞬間から、彼の天性の才能と、11年間のF1経験が完全に融合しているのが分かる」
「彼はこのF1マシンを、まるでゴーカートのように扱っている。それが一番の違いだ」
ハジャーは2025年、レーシングブルズでルーキーシーズンを戦い、そのパフォーマンスによって高い評価を得た。
中でもオランダGPでは、マックス・フェルスタッペンに次ぐ3位でフィニッシュし、このレースは2025年シーズンで唯一、レッドブル系ドライバーが2人揃って表彰台に立った一戦となった。
元F1ドライバーのジョニー・ハーバートも、ハジャーがレッドブル・レーシングで生き残るための重要な資質を備えていると見ている。
それはフェルスタッペンの隣で「勝とうとする姿勢」ではなく、「学ぼうとする姿勢」を保てるかどうかだ。
ペレスや角田裕毅、リアム・ローソンが経験してきたように、フェルスタッペンのチームメイトという立場は、純粋なスピード以上に精神的な成熟と現実的な視点を求められる。
ハジャーが2026年を“結果の年”ではなく“吸収の年”として捉えられるかどうかが、その後のキャリアを大きく左右することになりそうだ。
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