インディカー:ルーキーのリヌス・ルンドクヴィストが初表彰台3位
インディカー・シリーズ第3戦が4月26日(金)~28日(日)にアメリカ南部のアラバマ州バーミングハムにあるバーバー・モータースポーツ・パークで開催。Hondaエンジンで走るルーキーのリヌス・ルンドクヴィスト(Chip Ganassi Racing)が3位フィニッシュで表彰台に上がった。
バーミングハムでのレースは今回が14回目。今年は週末を通して好天に恵まれたこともあり、キャンプをしながらレースウイークエンドを楽しむ家族も多く、コースサイドは多くの観客で埋め尽くされた。
決勝時の気温は24~25℃という快適なコンディションで、集まったファンはインディカーならではのエキサイティングなハイスピードバトルを堪能していた。
スウェーデン出身、25歳のルンドクヴィストは土曜日に行われた予選で19番手。9列目内側という後方グリッドからのスタートでしたが、全長2.3マイルのコースを90周して争われたレースを安定したペースで走りきり、強力なライバルたちをパスして3位でフィニッシュした。
アップダウンに富み、多くのコーナーを持つバーバー・モータースポーツ・パークでのレースは、今年もピットストップを2回行うか、3ストップで走りきるか、チームによって作戦が分かれた。
ルンドクヴィストはレース序盤の6周目に出されたフルコースコーションを利用して最初のピットストップを行い、燃費をセーブしながらもハイペースを保つという難しいタスクをこなしながらレースを戦った。その結果、インディカー・シリーズにおけるキャリア初の表彰台登壇を果たし、自身の総合ランキングを18位から8位へと大きくジャンプアップさせた。
Hondaドライバーたちは7人がトップ10入りを果たした。予選5番手だったフェリックス・ローゼンクヴィスト(Meyer Shank Racing)が4位でゴール。2021年と23年インディカーチャンピオンのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は5位で、総合ランキング3位につけている。予選3番手だったクリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)は6位でフィニッシュ。そして、コルトン・ハータ(Andretti Global with Curb-Agajanian)は予選15番手から8位へと大きく順位を上げてゴールし、第3戦終了時点でのポイントリーダーとなった。さらに、マーカス・アームストロング(Chip Ganassi Racing)が9位、カイル・カークウッド (Andretti Global)が10位でゴールした。
次戦、インディカー・シリーズ第4戦の決勝は5月10日(土)に開催されます。舞台はインディアナ州のインディアナポリス・モーター・スピードウェイです。
リヌス・ルンドクヴィスト(Chip Ganassi Racing)
「今日のレースで3位フィニッシュでき、最高の気分です。私にとってインディカーでの初めての表彰台です。すごい戦いでした。レース序盤は、目標とする燃費の数字を実現するため、とにかく辛抱強く走り続けました。チームが無線で伝えてくる指示の通りに走っていたのです。辛抱していれば最後に報われる、と言われており、その通りの結果になりました。最終スティントではプッシュして走り、数台をパスしました。インディカーで初めて誰かをパスすることができ、とてもいい気分です。今日の結果はチームがつかませてくれたものでした。私はインディカーを走らせていただけで、チームの全員に深く感謝しています。とてもハッピーです」
フェリックス・ローゼンクヴィスト(Meyer Shank Racing)
「今日のレースは2つ、あるいは3つの作戦が採用可能な展開となっていました。私たちが選んだのは、「大幅に燃料セーブをしての2ストップ」という作戦でした。Hondaのおかげでその作戦が成功し、スタート位置より1つ上の4位でゴールできました。今週末の私たちは優勝候補ではありませんでしたが、予選、決勝を通してパフォーマンスは着々とよくなっていきました。レース終盤での私たちのマシンは非常にいい状態になっており、現時点での私たちは高い競争力も備えているので、引き続きファイトし続けます」
アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)
「ジェットコースターのようなレースでした。10番手からスタートした私たちは、攻撃的なピット戦略で戦いました。それによってポジションをいくつか上げましたが、最後のフルコースコーションは大きな痛手でした。それでも、速さをみせられた点はよかったです。スピード勝負となっていたら優勝争いをできたと思っているし、2ストップでゴールまで走りきる燃費のよさも実現しているので、10番手スタートからの5位フィニッシュに満足しています」
コルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)
「スタートポジションを考えると、今日の私たちは確かなレースを戦うことができたと思います。レースではよりよい結果を常に望みたくなるものですが、それを実現するためには予選でのパフォーマンスを向上させることが必要でしょう。それでも、今日のレースでは持てる力のほぼすべてを出しきることができたと思います。全体的に見て、私たちのマシンは速かったです。私たちはスピードをみせつけるためにも、多くのマシンをパスしなければなりませんでした」
デビッド・ソルターズ(President, HRC US)
今日の私たちには、まずまずのパフォーマンスを持つマシンが何台かあったと思います。しかし、レースはフルコースコーションの出されるタイミングにより、ピットストップに関する作戦が結果に影響を及ぼす展開になりました。これもレースです。私たちはこれからも開発を続けていきます。ハードワークを続けているHRC、そして私たちのチームに感謝し、次戦のインディアナポリスに向かいます」
カテゴリー: F1 / インディカー
バーミングハムでのレースは今回が14回目。今年は週末を通して好天に恵まれたこともあり、キャンプをしながらレースウイークエンドを楽しむ家族も多く、コースサイドは多くの観客で埋め尽くされた。
決勝時の気温は24~25℃という快適なコンディションで、集まったファンはインディカーならではのエキサイティングなハイスピードバトルを堪能していた。
スウェーデン出身、25歳のルンドクヴィストは土曜日に行われた予選で19番手。9列目内側という後方グリッドからのスタートでしたが、全長2.3マイルのコースを90周して争われたレースを安定したペースで走りきり、強力なライバルたちをパスして3位でフィニッシュした。
アップダウンに富み、多くのコーナーを持つバーバー・モータースポーツ・パークでのレースは、今年もピットストップを2回行うか、3ストップで走りきるか、チームによって作戦が分かれた。
ルンドクヴィストはレース序盤の6周目に出されたフルコースコーションを利用して最初のピットストップを行い、燃費をセーブしながらもハイペースを保つという難しいタスクをこなしながらレースを戦った。その結果、インディカー・シリーズにおけるキャリア初の表彰台登壇を果たし、自身の総合ランキングを18位から8位へと大きくジャンプアップさせた。
Hondaドライバーたちは7人がトップ10入りを果たした。予選5番手だったフェリックス・ローゼンクヴィスト(Meyer Shank Racing)が4位でゴール。2021年と23年インディカーチャンピオンのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は5位で、総合ランキング3位につけている。予選3番手だったクリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)は6位でフィニッシュ。そして、コルトン・ハータ(Andretti Global with Curb-Agajanian)は予選15番手から8位へと大きく順位を上げてゴールし、第3戦終了時点でのポイントリーダーとなった。さらに、マーカス・アームストロング(Chip Ganassi Racing)が9位、カイル・カークウッド (Andretti Global)が10位でゴールした。
次戦、インディカー・シリーズ第4戦の決勝は5月10日(土)に開催されます。舞台はインディアナ州のインディアナポリス・モーター・スピードウェイです。
ルーキーのルンドクヴィストが初表彰台。ハータはポイントリーダーに躍り出る
リヌス・ルンドクヴィスト(Chip Ganassi Racing)
「今日のレースで3位フィニッシュでき、最高の気分です。私にとってインディカーでの初めての表彰台です。すごい戦いでした。レース序盤は、目標とする燃費の数字を実現するため、とにかく辛抱強く走り続けました。チームが無線で伝えてくる指示の通りに走っていたのです。辛抱していれば最後に報われる、と言われており、その通りの結果になりました。最終スティントではプッシュして走り、数台をパスしました。インディカーで初めて誰かをパスすることができ、とてもいい気分です。今日の結果はチームがつかませてくれたものでした。私はインディカーを走らせていただけで、チームの全員に深く感謝しています。とてもハッピーです」
フェリックス・ローゼンクヴィスト(Meyer Shank Racing)
「今日のレースは2つ、あるいは3つの作戦が採用可能な展開となっていました。私たちが選んだのは、「大幅に燃料セーブをしての2ストップ」という作戦でした。Hondaのおかげでその作戦が成功し、スタート位置より1つ上の4位でゴールできました。今週末の私たちは優勝候補ではありませんでしたが、予選、決勝を通してパフォーマンスは着々とよくなっていきました。レース終盤での私たちのマシンは非常にいい状態になっており、現時点での私たちは高い競争力も備えているので、引き続きファイトし続けます」
アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)
「ジェットコースターのようなレースでした。10番手からスタートした私たちは、攻撃的なピット戦略で戦いました。それによってポジションをいくつか上げましたが、最後のフルコースコーションは大きな痛手でした。それでも、速さをみせられた点はよかったです。スピード勝負となっていたら優勝争いをできたと思っているし、2ストップでゴールまで走りきる燃費のよさも実現しているので、10番手スタートからの5位フィニッシュに満足しています」
コルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)
「スタートポジションを考えると、今日の私たちは確かなレースを戦うことができたと思います。レースではよりよい結果を常に望みたくなるものですが、それを実現するためには予選でのパフォーマンスを向上させることが必要でしょう。それでも、今日のレースでは持てる力のほぼすべてを出しきることができたと思います。全体的に見て、私たちのマシンは速かったです。私たちはスピードをみせつけるためにも、多くのマシンをパスしなければなりませんでした」
デビッド・ソルターズ(President, HRC US)
今日の私たちには、まずまずのパフォーマンスを持つマシンが何台かあったと思います。しかし、レースはフルコースコーションの出されるタイミングにより、ピットストップに関する作戦が結果に影響を及ぼす展開になりました。これもレースです。私たちはこれからも開発を続けていきます。ハードワークを続けているHRC、そして私たちのチームに感謝し、次戦のインディアナポリスに向かいます」
カテゴリー: F1 / インディカー