トニ・クケレラ
HRTは、エンジニアのトニ・クケレラがチームのテクニカルディレクターに就任したことを発表した。

2011年9月にジェフ・ウィリスがチームを去って以降、テクニカルディレクターの座は空席となっていた。

バレンシア出身のトニ・クケレラは、2010年に当時カンポスを名乗っていたチームに加入。以前はBMWザウバーでロバート・クビサのレースエンジニアを務めていた。

トニ・クケレラ
「テクニカルディレクターの役割は、調整と意思決定において大きな責任を伴う。マネジメントがそれを実行するのに私を最も適任な人物だと考えてくれたことを非常に誇りに思っている。これまで、テクニカルチーム内には大きな分散があったし、それはF112のコンセプトとクオリティに影響を与えた。私のプライオリティは、現在のマシンの問題を解決し、開発を進め、そのポテンシャルを最大限に引き出すことだ。その一方で技術部門の統合と拡張も行っていくが、我々には優れた作業基盤、前進するための明確な決定、そして将来のための優れたプロジェクトがあると確信している」

ルイス・ペレス・サラ (チーム代表)
「トニ・クケレラは、チームが発足したとき、とりわけ新しいステージにおいて重要な人物だった。以前のプロジェクトからこのプロジェクトへの意向は簡単ではなかったし、多くの仕事が成し遂げられてきた。彼のような力強い人物なしでは不可能だっただろう。テクニカルディレクターのポジションは空席だったし、F112の開発はミュンヘンの技術オフィスで行われていた。だが、すでにマシンがトラックに出た今、技術オフィスの代表としてコントロールし、影響を与える人物を頼れることが重要だった。経験、判断、知識といったトニのプロフィールは完璧にフィットした」

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カテゴリー: F1 / HRT