ホンダF1 オーストリアGP初日「過酷な条件下でPU最適化を実施」
ホンダは、2026年F1第8戦オーストリアGP初日の走行を終え、パワーユニットの最適化を中心としたプログラムを実施した。

標高の高いレッドブル・リンクと猛暑が重なる過酷なコンディションのなか、アストンマーティンではリザーブドライバーのジャック・クロフォードも走行し、3人のドライバーから貴重なフィードバックを収集した。

ホンダはPU最適化を重点的に実施
ホンダ F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、レッドブル・リンク特有の環境がパワーユニットにとって大きな負荷となることを踏まえ、初日は最適化を優先したと説明した。

「レッドブル・リンクは標高が高く、パワーユニット、とりわけターボチャージャーにとって厳しい条件となるサーキットです。現在ヨーロッパを襲っている熱波の影響も加わり、一段と過酷なコンディションとなっています。そのため、今日の2回のフリー走行では、パワーユニットの最適化を中心としたプログラムを進めました」

クロフォード起用で開発データを収集
FP1ではランス・ストロールに代わってジャック・クロフォードがAMR26をドライブした。クロフォードは普段からアストンマーティンのシミュレーターで「ドライバー・イン・ループ」としてエネルギーマネジメントやエンジンマッピングなど、パワーユニット関連の開発を担当しており、実車で得られたデータはホンダにとっても大きな収穫となった。

「FP1ではストロール選手に代わりクロフォード選手がドライブしたことで、FP2と併せて3名のドライバーからフィードバックを得ることができました。クロフォード選手は普段からAMR Technology Campusの『ドライバー・イン・ループ』と呼ばれるシミュレーターで、エネルギーマネジメントやエンジンマッピングなどパワーユニット関連の領域を担当しています。そのクロフォード選手がAMR26実車をドライブしてくれたことは、我々にとっても非常に有意義でした」

一方、アストンマーティンは初日のセッションで上位争いには加われず、厳しいスタートとなった。ただし、ホンダは競争力を追い求めるだけでなく、過酷な条件下でのパワーユニット性能や冷却性能、エネルギーマネジメントに関するデータ収集を着実に進めた。

ホンダ/アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

FP3で予選・決勝仕様へ仕上げ
ホンダは土曜日のFP3で予選と決勝を見据えた最終調整を行い、セットアップをさらに煮詰めていく方針だ。

「明日のFP3では予選と決勝を見据えて、エネルギーマネジメントと冷却パッケージをさらに煮詰めていきます」

高地と猛暑という今季屈指の過酷な条件で収集したデータを基に、ホンダとアストンマーティンは予選に向けてマシンの完成度向上を目指す。

【関連】
F1オーストリアGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1オーストリアGP / アストンマーティンF1チーム