ホンダ、F1ロシアGPで全4台に新品のスペック4エンジンを投入
ホンダは、今週末のF1ロシアGPでレッドブルとトロロッソの全4台に新品のスペック4エンジンを投入することを明らかにした。

ホンダは、F1ベルギーGPでアレクサンダー・アルボンとダニール・クビアト、F1イタリアGPでマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーにスペック4エンジンを投入している。

まだ、それほどスペック4での走行距離はかさんでいないが、ホンダは“残りのシーズンのPU使用を見据えて”、F1ロシアGPで全4台に新品のスペック4エンジンを投入することを決定。おそらく、ホンダの母国レースとなる日本GPにむけて戦略的に新品エンジンをプールするために金曜フリー走行でのみ使用されると考えられる。

交換履歴の違いにより、ダニール・クビアトは、バッテリーを除くすべてのパワーユニットコンポーネントを交換。それにより、クビアトは母国レースを後方グリッドからスタートすることになる。

マックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボン、ピエール・ガスリーの3名に関しては、エンジンのみを交換して5グリッド降格を受けることになる。

ホンダは、今年のF1ロシアGPを「次戦の日本GPへ勢いをつけるためにも、好結果を目指して臨む」と語っている。

田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「高速サーキットのモンツァ、低速なストリートサーキットのシンガポールという特徴的なトラックでのレースを経て、今回は比較的『普通のサーキット』と呼べるソチでのレースに臨みます。ここは90度コーナーが数多く存在していることが特徴で、PUとしてはシンガポールと同様にコーナー出口から速く立ち上がるためのドライバビリティが求められます。ストレートが長いことも特徴ですが、エネルギーマネジメントについては過去のデータもあるので、大きな問題になるとは考えていません。シンガポールではパフォーマンス的に難しい状況下で、表彰台を獲得することができました。今回のソチでもポジティブな結果を残すべく、限られた時間のなかでチームとともに準備を進めます」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1ロシアGP