F1 ホンダF1
ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、パワーセンシティブなサーキットに対する苦手意識はなくなってきていると語り、ドライバーを務めるマックス・フェルスタッペンもパワーサーキットはもはやレッドブルにとって“苦痛”ではなくなっていると語る。

マックス・フェルスタッペンは、ここまでホンダのF1エンジンでオーストリアとドイツで2勝を挙げているが、シルバーストンでもレッドブルにとって過去数年間で最も競争力のあるパフォーマンスを発揮し、表彰台でフィニッシュできるペースを示した。

ホンダは、レッドブルが昨年搭載していたルノーのパワーユニットよりも優れた信頼性を提供しており、マックス・フェルスタッペンは、勝利はサーキットに依存していると考えていたプレシーズンの目標からレッドブルは完全に進歩を果たしたと考えている。

「去年、僕たちは間違いなくパワーが足りなかったし、そういったパワーが重要なサーキットは間違いなくとても苦痛だった」とマックス・フェルスタッペンは Autosport にコメント。

「今年の僕たちはメルセデスに近づいている。もちろん、フェラーリはストレートで飛ぶように速いけど、彼らはダウンフォースを削っている」

「フェラーリに対しては申し分ないと思うけど、シルバーストンのような場所では彼らの方が優位だった。彼らにはわずかなアドバンテージがあった。基本的にホッケンハイムも同じで、彼らにとってはパーフェクトなトラックだった」

「僕たちがまだマシンを改善できることはわかっている。それにホンダもエンジン側を懸命にプッシュしている。今後のレースでどのようなものが得られるかをわかっているし、そのすべてが非常に計画され、熟考されたものであり、愚かなリスクをとることもない」

「ホンダが何かをしたために突然エンジンが故障するようなこともないし、すべてがとても構造化されている。僕はそこが好きだ。エンジンモードなどで無謀なことをすることはない」

マックス・フェルスタッペンは、2018年にレッドブルがペースを失っていたF1イギリスGPの前は“少し心配”していたが、逆にチームはV6ターボハイブリッドエンジン時代で最強のパフォーマンスを示していたとし、予選でポールポジションから0.2秒以内にいられたことは“大きい”と振り返った。

夏休み明けのF1ベルギーGPとF1イタリアGPは、フェラーリのパッケージに最適であると考えられており、レッドブル・ホンダにとってさらに大きなテストになるが、ホンダはいずれかのレースで“スペック4”F1エンジンを投入すると考えられている。

ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は「それを恐怖と呼んでいいかどうかはわかりませんが、パワーサーキットに対する苦手意識はますます薄れてきています」とコメント。

「スパ/モンツァに関しては、昨年はそれほど悪くはありませんでした。予想以上に良かったです。それはエンジンの管理方法に関連したものであり、オーストリアの後、私たちはそれを大幅に改善しました。今ではそのようなサーキットに対する不安は少なくなっています」

レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、チームはどのようなサーキットでも優勝争いに“どんどん近づいている”と考えている。

「オーストリアはパワーセンシティブであり、シルバーストンもそうだ。そして、我々は両方の会場で競争力があった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「ホッケンハイムでの我々は予選で非常に競争力があり、レースでは最速のマシンだった。様々なサーキットで我々は良い進歩を果たしている」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / マックス・フェルスタッペン