F1 ホンダF1 トロロッソ 本田技研工業 2018年のF1世界選手権
トロロッソ・ホンダは、悪天候となったF1バルセロナテスト3日目にブレンドン・ハートレーが2周のインスタレーションラップをするに留まったが、それでもホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は“時間を有効に活用することができた”と作業を振り返る。

ヨーロッパには大寒波が押し寄せており、カタロニア・サーキットの位置するスペイン・バルセロナも28日(水)には朝から雪が降り、サーキット周辺には雪が積もった。

テスト3日目を迎えたカタロニア・サーキットには午前中に雪が舞い、メディカルヘリコプターが飛ぶことができなかったためセッション開始は3時間の遅れ。その後も雪は激しい雨に変わったため、走行するマシンはほとんどいなかった。

トロロッソ・ホンダは、走行を実施した5チームのなかのひとつ。ブレンドン・ハートレーは午後に2回のインスタレーションラップを行い、開幕戦にむけたパーツをテスト。トロロッソ・ホンダ STR13のドライバビリティと信頼性を称賛している。

走行以外の時間にもトロロッソ・ホンダは、レーススタートのシミュレート、いくつかの手順のチェック、ステアリングホイールの変更などを実施するなど時間を有効活用。開幕戦にむけた準備を進めた。

ホンダF1の田辺豊治は「バルセロナで雪が降るなど予想していませんでした!」とコメント。

「今日、貴重な走行時間を失ったことは残念ですが、全チームで状況は同じです」

「それでも我々はトロロッソのエンジニアたちと協力し、データを分析し、レースグリッド手順を実施するなど時間を有効に活用しました」

「明日の天気予報はもっと雨が降るとのことですが、気温は上がるようなので、今年最初のテストをもっと多くのラップを走り込んで終えられることを期待しています」

トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「午前中は降雪と氷点下、午後は豪雨と洪水・・・我々は少し調査的な作業のために数周を走ったが、明らかに本格的な走行のためにはまったっく実用的ではなかった」とコメント。

「もともと予定していたガレージ内でスタティックテストをするために時間を使うことができたし、それでも一日を利用することができた。今日、多くのマイレージを重ねられなかったのはブレンドンとチームにとって残念だが、それは全員にとっても同じことであり、誰も天候をコントロールすることはできない」

「今日のトリッキーな一日と初日と2日目の午後のコンディションで走行時間を失ったことで、残りのテスト日で取り戻すためにやらなければならないことはたくさんある。ただちに優先順位をつけて、最善の方法で失ったものを埋め合わせていくつもりだ」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / トロロッソ