ホンダ F1
マクラーレン・ホンダが悩まされているF1エンジンの振動問題が完全に取り除かれるには少なくともあと1ヵ月はかかることになりそうだ。

ホンダは、完全に新設計したF1パワーユニットの信頼性とパフォーマンス不足の責任を認めている。最大の問題はアップシフト時の過度の振動であり、フェルナンド・アロンソはそれが“コナー出口での信頼感とドライバビリティに悪影響を与えている」と述べている。

ホンダは、モナコGPもしくはカナダGPのどちらかでアップグレード版パワーユニットを導入するべく作業を進めており、そこでパフォーマンス不足と振動問題に対処することを目指している。

「ドライバーは同意しないと思いますが、シーズン開幕以降、振動の部分は改善しているです」とホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は Autosport にコメント。

「徐々に改善していますが、もちろん、まだ完全には解決していません。次のアップデートで明白に解決させたいです」

振動問題の解消についての進捗について質問された長谷川祐介は「正確な日付を教えることはできませんが、ここでも、どのグランプリでも、チャンスがあればエンジンにアップデートを入れたいです」と述べた。

また、長谷川祐介は、ホンダが先週のF1中国GPでもパワーユニットに変更を施していたことを明かした。

「インレットシステムをアップデートしました。エンジンのパッケージを変更する必要がある場合、トークンによる制限はありませんからね。ですが、シーズンのエンジン数という面で制限はまだあります」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1