小林可夢偉
ホンダのF1復帰で、日本人ドライバーに希望の光が見えてきた。

2013年のF1は、10年ぶりに日本人ドライバーが不在の状態となっている。

F1のシート獲得には多額の資金が必要なのが実情。2009年末のトヨタのF1撤退後、小林可夢偉が実力でザウバーのシートを獲得してフル参戦を続けたが、その可夢偉も最終的にチームから10億円とも言われる資金を求められ、昨年末にF1シートを失った。

海外では大手企業、もしくは国がドライバーを支援する一方で、日本企業はF1へのスポンサーに関心を示さず、さらに日本の自動車メーカー不在は、日本人ドライバーにとって非常に厳しい状況となっていた。

そのような状況でのホンダのF1復帰のニュースは、日本人ドライバーにとって朗報となるかもしれない。

1987年に日本人初のフルタイムF1ドライバーとなった中嶋悟もホンダのF1テストドライバーとして経験を積み、ホンダがエンジンを供給するロータスでF1デビュー。その後も、佐藤琢磨はホンダがエンジン供給するジョーダンで、中嶋一貴はトヨタがエンジン供給するウィリアムズと、メーカーの後ろ盾がF1シート獲得を後押しした。

ホンダは、2015年からマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に参戦することを発表。現時点ではマクラーレンへのパワーユニット供給のみの発表だが、他チームとカスタマー契約を結ぶ可能性も大いに考えられる。

2014年からF1には新しい1.6リッター V6ターボエンジンが導入されるが、エンジン価格は値上がりすると報じられている。最も安価なフェラーリでも約20億円、ルノーに至っては約30億円と、予算の少ない中小規模のチームにとってエンジン費用は悩みの種。現在、ルノーエンジンを搭載するロータス、フェラーリエンジンを搭載するザウバーが、ホンダエンジンに興味を示していると報じられている。

そこでホンダがカスタマーチームへのエンジン価格を抑える代わりに日本人ドライバーを乗せるという図式が生まれる可能性は十分に考えられる。鈴鹿サーキットは、2018年までF1日本GPの開催契約を結んでいる。

インディカーで活躍する佐藤琢磨を除き、海外フォーミュラで活躍するホンダ契約ドライバーはいないが、スーパーフォーミュラなどの国内カテゴリーで戦う若いドライバーにとって、ホンダのF1復帰は大きなモチベーションとなるだろう。

またF1に最も近い小林可夢偉には“小林可夢偉=トヨタ”とのイメージがあるが、現在、小林可夢偉はフェラーリの契約ドライバーとしてWECに参戦しており、来季以降はフリーエージェントとなる。メーカーのしがらみはない。実際、小林可夢偉は、2013年にむけてロータスと交渉しており、2010年にはマクラーレンが小林可夢偉をリストアップしていたとされている。

“マクラーレン・ホンダに小林可夢偉”も夢物語ではないかもしれない。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1