ルイス・ハミルトン フェラーリで初のF1モナコGPに「本当にワクワクしている」

フェラーリは今季初のホームレースとなったイモラでQ2敗退という悪夢に見舞われたが、ハミルトンとチームメイトのシャルル・ルクレールは決勝でそれぞれ4位と6位に入り、見事な巻き返しを見せた。特にハミルトンにとっては今季スプリント以外では最高の結果となった。
今週末のモナコGPは「まったく違うチャレンジ」だと認識しているものの、ハミルトンはイモラで得た教訓が、F1の三連戦の中盤にあたる今回のレースでもチームにとってプラスになると信じている。
「ポジティブな要素は確実に持ち帰った」とハミルトンは語った。「まだ消化すべきことはたくさんある――まだ数日しか経っていないからね」
「月曜日にはシミュレーターに乗って相関関係の確認をしたり、週を通してエンジニアたちと一緒に作業した。良い週末になるといいなと思っている」
「このトラックは全然違う……フェラーリは過去にここでうまく走ってきたけど、知ってのとおり予選がすべてだし、今季はそこに苦しんできたから、どうなるか見てみよう」
「このクルマでこのトラックを走るのは初めてだし、今までに経験したことのない特性を持っている。だけど、モナコの街中でフェラーリを運転するのはワクワクするよ」
今季メルセデスからフェラーリへ移籍し“初めて尽くし”のシーズンを送るハミルトンは、F1で最も有名なレースのひとつでフェラーリのドライバーとして臨むことの特別さを語った。

「マクラーレン時代、特に2007年のデビュー年のことは覚えているよ。あの時代のクルマは本当に格好良くて、リバリーも最高で、心から楽しかった」と当時を振り返った。
「でも、ここモナコにフェラーリのドライバーとして来るなんて……すごいことだよ。どの週末も、行く先々でフェラーリとしての初体験が続いているけど、ここでフェラーリを運転するのは――」
「いつも思っていたんだ、モナコのガレージで“赤”に囲まれるのってどんな気分だろうって。それを明日、ついに体験できるんだ。今夜眠れるか分からないよ。本当に、本当にワクワクしてる」
ハミルトンは現在ドライバーズ選手権で6位につけており、ルクレールに8ポイント差で1つ下の順位。スクーデリア・フェラーリはコンストラクターズ選手権で4位、首位マクラーレンとは165ポイントの差がある。
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