ルイス・ハミルトン
ルイス・ハミルトンは、F1日本グランプリの優勝で少年時代のアイドルだったアイルトン・セナの通算41勝という記録に並んだ。

ルイス・ハミルトンは、ターン1からターン2でニコ・ロズベルグをオーバーテイク。それ以降は、非の打ち所のない走りで今シーズン8勝目を達成した。

今回の優勝により、アイルトン・セナよりも1レース長くかかったものの、ルイス・・ハミルトンはセナの勝利記録に並んだ。

長い間、アイルトン・セナを敬愛してきたハミルトンにとって、鈴鹿での勝利は極めて重要な瞬間だった。

「今、本当にハッピーだ」とルイス・ハミルトンはレース後にコメント。

「チームは今週末に素晴らしい仕事をしたし、チームとしてここでまた1-2というポジションに戻ってこられて本当に嬉しい。僕たちが良いスタートを切れるように一生懸命働いてくれたチームに感謝している」

「僕はかつてここでアイルトンがドライブするのを見るのが大好きだった。その場所にレースしに来たこと、そして、彼の勝利に並んだことは、本当に言葉にできないこと。まだ現実味が沸かない」

伝説的なドライバーであるアイルトン・セナの最も有名なレースのいくつかが鈴鹿サーキットを舞台としていた。1988年、アイルトン・セナは、鈴鹿の勝利でワールドチャンピオンシップを決めた。また、翌年にはマクラーレンのチームメイトだったアラン・プロストを相手にF1史上で語り継がれているクラッシュを喫し、同年のタイトルを失っている。さらに1990年にはアイルトン・セナとアラン・プロストがターン1で衝突した結果、アイルトン・セナがタイトルを手にしている。

ルイス・ハミルトンは、アイルトン・セナの記録に並んだのが鈴鹿だということを特別だと感じており、チームの仕事にも賛辞を送った。

「走っているととにかく美しくて、まるでコーナーからコーナーへと船ですいすい渡っているみたいだ。ここで僕がアイルトンに並ぶかもしれないことはわかっていたし、彼はここでとても面白い歴史を持っている」

「なんて心が動かされる日だろう。ただ喜びと幸福、生きる活力に満たされていて、僕が今日ここまで来るのを支えてくれた全ての人たちに感謝している。彼らがいなければ、僕はここにいなかっただろう」

「信じられないレースだった。正直言って、ここは毎年苦戦していると言えるサーキットなんだ。いつだって、そのようなサーキットで圧勝したいと思うものだ」

「僕たちはなんとかバランスを整え、チームは僕たちに残されていた短い時間で素晴らしい仕事をしてくれた。今日は予選よりもさらに良かった。僕は本当に自分のラインに取り組むことができたし、進むにつれて改善できた」

鈴鹿の勝利によってルイス・ハミルトンは勝利数記録の4番目に浮上した。ルイス・ハミルトンの上にはセバスチャン・ベッテル(42勝)、アラン・プロスト(51勝)、ミハエル・シューマッハ(91勝)が名を連ねている。

ルイス・ハミルトン F1日本グランプリ 優勝(鈴鹿サーキット)
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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / アイルトン・セナ