ドミトリー・マゼピン、ハースF1チームの本腰に関心との報道
ロシアの実業家であるドミトリー・マゼピンが、ハースF1チームの買収を検討していると報じられている。

F2ドライバーのニキータ・マゼピンの父親であるロシアの肥料会社ウラルカリの会長を務めるドミトリー・マゼピンは、過去にフォース・インディア、ウィリアムズ、メルセデス、ルノーなど買収についてたびたびその名前が紙面をにぎわせてきた。

しかし、今回は本気かもしれない。息子のニキータ・マゼピン(21歳)は、ムジェロのレース1で優勝するなど、4レースを残してランキング6位につけており、ランキング7位以上に入れば、F1スーパーライセンス取得の対象となる。そのため、ドミトリー・マゼピンは、息子を乗せるためにチーム買収に乗り出すとされている。

「先週末のソチでは様々なチームとのミーティングがあり、マゼピンは特にハースに興味を持っているようだ」と Formula1News.co.uk は報道。

「一部のインサイダーによると、ニキータの父親であるドミトリーは、放棄するのが困難なオファー出す可能性がある」

この動きの影響を受けるのは、セバスチャン・ベッテル加入によってレーシング・ポイントF1を放出されたセルジオ・ペレスだ。

セルジオ・ペレスは、2021年のハースF1加入が噂されているが、ニキータ・マゼピンによって買収が行われれば、脅威に晒されることになるとしている。
「実際、これまでに結論が出されていた思われるいくつかの交渉は凍結されている。ハースF1がマゼピンの立候補を検討した場合、セルジオ・ペレスが関与する交渉は危険に晒され、メキシコ人は他の場所、おそらくすでに公式に埋まっているチームのドアでさえノックすることを余儀なくされるだろう」

そのうちの1つはウィリアムズF1と言われている。ウィリアムズはジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィがチームに残留ことをすでに発表しているが、それはドリルトン・キャピタルにとって買収される前であり、物事に異なってくる可能性がある」

「英国チームのオーナーシップの変更により、ドライバーとの契約は考えていたほど固くなっている」

ハースF1は今年これまでに1ポイントしか獲得できておらず、最近F1に将来を約束するコンコルド協定に署名したが、2020年はマシンをまったくアップグレードしていない。

しかし、ハースは「チームは売りに出されていない」とすぐに報告を否定している。

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / ニキータ・マゼピン