F1 ハースF1チーム
ハースF1チームは、まだ来季のドライバーラインナップを確定していないが、チーム代表のギュンター・シュタイナーは、チームには若手ドライバーにチャンスを与える余裕はなく、マシンの改良に焦点を当てなければならないと語る。

昨年はルノーと“ベスト・オブ・ザ・ベスト”を争ったハースF1チームだが、今年はピレリのタイヤコンパウンドに大苦戦しており、また、ドライバーが同士討ちを演じるなど多くの問題を抱えている。

「実際、このような決定を下すのは非常に困難だ。チャンスではあるが、リスク率が高い。チームとしてできることはもっと多くあるが、われ笑はそれをやりたいか? 今年は我々が1人もしくは2人のルーキーを起用していたら役に立たなかっただろう。我々はタイヤで少し迷っている。ルーキーは助けにならない」

ハースF1チームには、テストドライバーを務めるピエトロ・フィッティパルディがいるが、今季、まだフリー走行に出走していない。ギュンター・シュタイナーとチームには緊急の優先事項があると語る。

「我々にとっては難しいことだ。そうでなければ、彼を走らせるだろう…」とギュンター・シュタイナーは、ピエトリ・フィッティパルディについてコメント。

「マシンをできるだけテストするには、両方のドライバー(グロージャンとマグヌッセン)が必要だ。我々の焦点はまだチャンピオンシップで9位になることではない。もっと良くする必要があるので、ピエトロに何かを約束することはできない」

さらに、ピエトロ・フィッティパルディにはスーパーライセンスがない。、F1スーパーライセンス取得に必要な40ポイントのうち36ポイントとあと4ポイントとなっている。2020年にはフリー走行への出走にもスーパーライセンスポイントが与えられる。

「それは現時点で若いドライバーたちの問題の1つです。スーパーライセンスを持っているドライバーはそれほど多くなく、スーパーライセンスを取得するのは非常に困難だ」

「今は解決策はある。チームがFP1でドライバーを走らせることで、スーパーライセンのポイントを獲得できることが定義された。4ポイント足りないので、何ができるかを確認している」

ギュンター・シュタイナーは、ルーキーの起用が“リスク”がうまく機能する可能性もあると認めた。今年、マクラーレンが起用したランド・ノリスが24ポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権4位に貢献している。

「今年、マクラーレンはリスクを冒し、それを非常にうまくいった思う。ランドは良い仕事をしている。彼は非常に速いと思うが、うまくいかないこともあるし、その混乱を向けだすのは難しい」

ハースF1チームは、今シーズン限りでロマン・グロージャンを放出し、エステバン・オコンの加入でルノーのシートを喪失するニコ・ヒュルケンベルグを起用すると噂されている。

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム