松下信治
GP2レース2、3番手スタートの松下信治は、好スタートで2番手まで上がると序盤安定した走行でトップを追いかける。しかし、レース折返しの11周目にペースが落ちた松下信治は、3番手にダウン。その後もペースは上がらなかった。

雨が落ちてきた終盤20周目、後続に迫られた松下選手はギリギリまでポジションを守ろうとしたが、タイヤが悲鳴をあげてコースアウト。3位表彰台獲得を目前に、5番手にポジションを落とした。結果は痛んだタイヤをなんとか持たせ、悔しい5位入賞となった。

松下信治
「スタートをうまく決めて2番手に上がって、序盤のペースはすごくよかったです。『あ、これはイケる。今のうちにトップに立とう』と思って積極的にプッシュしました。そうしたら7周目ぐらいから、急にリアのグリップがなくなって、いきなりオーバーステアになりました。それを防ごうとしたら、今度はアンダーとオーバーの両方がひどくなって、どうしようもないままに抜かれてしまいました。ブレーキングでロックさせなかったとしても、遠からず抜かれていたと思います。ペースが、違い過ぎました。対照的にチームメイトのシロトキンは、今日はすごくペースがよかったです。僕が序盤飛ばし過ぎたことを差し引いても、同じセッティングだったのにどうしてこんなにペースが違ったのか、今エンジニアとデータを分析しています。おそらく僕がプッシュし過ぎたことが、一番の理由だと思いますが。表彰台には十分上がれると思っていたし、それだけのペースだったのですが、それを維持できませんでした。それはちょっと、残念です。次のハンガリーはクルマも速いはずだし、僕も得意としているサーキットなので、違うストーリーが待ってるはず! 気持ちを切り替えてがんばります」

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カテゴリー: F1 / GP2