ティモ・グロック、カナダGPでの4位を振り返る
ティモ・グロックは、カナダGPで4位入賞。トヨタ加入後初となるポイントを獲得した。
カナダGPではF1で自己最高の結果を手にしたわけですが、どんな気持ちですか?
「とてもうれしい。こうした結果を手にするために、私を担当するスタッフみんなが一生懸命仕事をしてきたわけだからね。この2週間程、彼らは非の打ち所のない仕事をしてくれたし、それに私のメカニックたち全員が一生懸命仕事をしてくれた。だから彼らのために、そしてケルンにいるみんなのために、4位でフィニッシュしてポイントを獲れた瞬間は素晴らしかったよ。ファクトリーにはかなり頻繁に足を運んでいるし、彼らがどれほど仕事に打ち込んでいるのかもこの目で見ているからね」
トヨタに来て初めてのポイント獲得ですよね。ほっとしましたか?
「ゴールラインを通過したときはとにかく最高の瞬間だった。どこかの段階で全ての物事が上手く行って結果が出るはずだと、私には分かっていた。私を担当するスタッフはずっと素晴らしい仕事を続けていたし、これまでのレースでもかなりの速さを発揮できていたからね。モナコの週末は本当に期待はずれだったけど、でも今回は全てが完璧に進んだ。今シーズンはここまで何度かポイントが獲れそうなレースがあった。例えばオーストラリアやバーレーンとかね。でもその時は結果に繋がらなかった。だから今回5ポイント獲れたことには本当に満足している」
モントリオールでは今回だけではなく過去にも好結果を出していますが、このコースが特にお気に入りなのでしょうか?
「カナダではいつもいい結果を残しているが、でもそれはこのコースが特に好きだからとかそういう理由ではない。F1にデビューした2004年にポイントを獲得し、その1年後のチャンプカーでは2位、そして今回の4位と、カナダでは自分にとって最高の結果を何度か残しているが、でもこれはたまたまそうなっただけのことだ。もっと気に入っているコースや、もっと自分に合っていると感じているコースはいくつかあるのに、とにかくカナダでのレースで好結果が続くのは確かにちょっと普通じゃないけどね」
グランプリで初めてトップを走った時はどんな気持ちでしたか?
「ピットボードのP1のサインを見た瞬間はもちろん特別だったけど、でも自分もピットインすることはわかっていたからね。1位走行は良かったけど、でもそれほど大きな意味があるわけじゃなかった。F1での私の究極の目標はピットボードのP1のサインをもっと頻繁に目にできるようになることだが、その段階に到達するにはまだやるべき仕事があることは分かっている。我々は現在の自分たちの位置を分かっているし、今回の4位は我々にとって良い結果だった」
今シーズン初ポイントを手にしたわけですが、フランスGPでは更にポイントを重ねられそうでしょうか?
「マニクールで再びポイントを獲れないという理由は何もない。私の最初の目標は予選第3セッションに進むことだ。過去数レースでは本当にギリギリの所まで行っておきながら、あと少しの所で第3セッション進出を逃している。もし第3セッションに進めれば、ポイントを狙って戦えるだろう。ただし再び4位を手にするのはかなり難しいはずだけどね。残りのシーズンの目標は常時トップ8でフィニッシュすることだ」
今回のコース状況を考えると、キツいレースだったのでは?
「レースはかなりキツかったね。今まで走った中でも一番厳しいレースの一つだった。コース状況が悪くとてもドライブしづらかったし、約20周でグリップが全くなくなり、そのせいで非常に厳しい状況になってしまったんだ。一つのミスも犯さないよう完全に集中しなければならなかった。そうしないとすぐに走行ラインを外して、クラッシュしそうだったからね。私は100パーセント集中していたが、残念なことにレース終盤のターン2で一度小さなミスを犯してしまった」
あの時は何が起こったのですか?
「縁石に乗り上げ、クルマが外側に振られたため、大回りしてしまったんだ。順位を失わないよう走行ラインに戻らなければならなかったが、残念なことにそのせいでヤルノが5位をマッサに明け渡してしまった。彼にとっては残念だったが、でもあれはレースにつきもののアクシデントだった。彼には謝ったし、全てが丸く収まっているよ。私たち二人の関係は良好だし、それに重要なのは二人がチームのために何ポイントも稼いだということだからね」
レース序盤、あなたはヤルノのすぐ近くを走っていましたが、あのときはかなりギリギリの戦いだったのですか?
「私は1コーナーで3つ順位を落とし、その後、レース序盤はヤルノのすぐ後ろを走っていた。私の方が彼より少し速かったが、あのコース状況では追い越すのはほぼ不可能だった。もう少しで彼を追い越せそうになったが、そのせいで私はリアタイヤを痛めてしまい、そのためピットストップまで待つことになった。自分の方が搭載燃料が多いのは分かっていたからね」
モントリオールではしばしばブレーキが不安要素になるわけですが、今回のレースでもそうだったのですか?
「いや、ブレーキに関しては何も問題はなかった。モントリオールでブレーキ冷却が課題になることは事前に分かっていたから、我々はそれに備え、そしてそれが功を奏したというわけだ。ブレーキは安定していたが、あのコース状況だったから、いずれにせよクルマの挙動が安定せず、ドライビングには注意が必要だった」
カテゴリー: F1 / ティモ・グロック / トヨタ
カナダGPではF1で自己最高の結果を手にしたわけですが、どんな気持ちですか?
「とてもうれしい。こうした結果を手にするために、私を担当するスタッフみんなが一生懸命仕事をしてきたわけだからね。この2週間程、彼らは非の打ち所のない仕事をしてくれたし、それに私のメカニックたち全員が一生懸命仕事をしてくれた。だから彼らのために、そしてケルンにいるみんなのために、4位でフィニッシュしてポイントを獲れた瞬間は素晴らしかったよ。ファクトリーにはかなり頻繁に足を運んでいるし、彼らがどれほど仕事に打ち込んでいるのかもこの目で見ているからね」
トヨタに来て初めてのポイント獲得ですよね。ほっとしましたか?
「ゴールラインを通過したときはとにかく最高の瞬間だった。どこかの段階で全ての物事が上手く行って結果が出るはずだと、私には分かっていた。私を担当するスタッフはずっと素晴らしい仕事を続けていたし、これまでのレースでもかなりの速さを発揮できていたからね。モナコの週末は本当に期待はずれだったけど、でも今回は全てが完璧に進んだ。今シーズンはここまで何度かポイントが獲れそうなレースがあった。例えばオーストラリアやバーレーンとかね。でもその時は結果に繋がらなかった。だから今回5ポイント獲れたことには本当に満足している」
モントリオールでは今回だけではなく過去にも好結果を出していますが、このコースが特にお気に入りなのでしょうか?
「カナダではいつもいい結果を残しているが、でもそれはこのコースが特に好きだからとかそういう理由ではない。F1にデビューした2004年にポイントを獲得し、その1年後のチャンプカーでは2位、そして今回の4位と、カナダでは自分にとって最高の結果を何度か残しているが、でもこれはたまたまそうなっただけのことだ。もっと気に入っているコースや、もっと自分に合っていると感じているコースはいくつかあるのに、とにかくカナダでのレースで好結果が続くのは確かにちょっと普通じゃないけどね」
グランプリで初めてトップを走った時はどんな気持ちでしたか?
「ピットボードのP1のサインを見た瞬間はもちろん特別だったけど、でも自分もピットインすることはわかっていたからね。1位走行は良かったけど、でもそれほど大きな意味があるわけじゃなかった。F1での私の究極の目標はピットボードのP1のサインをもっと頻繁に目にできるようになることだが、その段階に到達するにはまだやるべき仕事があることは分かっている。我々は現在の自分たちの位置を分かっているし、今回の4位は我々にとって良い結果だった」
今シーズン初ポイントを手にしたわけですが、フランスGPでは更にポイントを重ねられそうでしょうか?
「マニクールで再びポイントを獲れないという理由は何もない。私の最初の目標は予選第3セッションに進むことだ。過去数レースでは本当にギリギリの所まで行っておきながら、あと少しの所で第3セッション進出を逃している。もし第3セッションに進めれば、ポイントを狙って戦えるだろう。ただし再び4位を手にするのはかなり難しいはずだけどね。残りのシーズンの目標は常時トップ8でフィニッシュすることだ」
今回のコース状況を考えると、キツいレースだったのでは?
「レースはかなりキツかったね。今まで走った中でも一番厳しいレースの一つだった。コース状況が悪くとてもドライブしづらかったし、約20周でグリップが全くなくなり、そのせいで非常に厳しい状況になってしまったんだ。一つのミスも犯さないよう完全に集中しなければならなかった。そうしないとすぐに走行ラインを外して、クラッシュしそうだったからね。私は100パーセント集中していたが、残念なことにレース終盤のターン2で一度小さなミスを犯してしまった」
あの時は何が起こったのですか?
「縁石に乗り上げ、クルマが外側に振られたため、大回りしてしまったんだ。順位を失わないよう走行ラインに戻らなければならなかったが、残念なことにそのせいでヤルノが5位をマッサに明け渡してしまった。彼にとっては残念だったが、でもあれはレースにつきもののアクシデントだった。彼には謝ったし、全てが丸く収まっているよ。私たち二人の関係は良好だし、それに重要なのは二人がチームのために何ポイントも稼いだということだからね」
レース序盤、あなたはヤルノのすぐ近くを走っていましたが、あのときはかなりギリギリの戦いだったのですか?
「私は1コーナーで3つ順位を落とし、その後、レース序盤はヤルノのすぐ後ろを走っていた。私の方が彼より少し速かったが、あのコース状況では追い越すのはほぼ不可能だった。もう少しで彼を追い越せそうになったが、そのせいで私はリアタイヤを痛めてしまい、そのためピットストップまで待つことになった。自分の方が搭載燃料が多いのは分かっていたからね」
モントリオールではしばしばブレーキが不安要素になるわけですが、今回のレースでもそうだったのですか?
「いや、ブレーキに関しては何も問題はなかった。モントリオールでブレーキ冷却が課題になることは事前に分かっていたから、我々はそれに備え、そしてそれが功を奏したというわけだ。ブレーキは安定していたが、あのコース状況だったから、いずれにせよクルマの挙動が安定せず、ドライビングには注意が必要だった」
カテゴリー: F1 / ティモ・グロック / トヨタ