ジョージ・ラッセル、ウィリアムズF1のシート喪失説も「心配していない」
ジョージ・ラッセルは、セルジオ・ペレス加入の推測のなかでF1ポルトガルGPの記者会見に参加。2021年のウィリアムズF1のポジションを“心配はしていない”と強調した。

メルセデスが支援するジョージ・ラッセルは、2019年に複数年契約でウィリアムズF1に加入。今年7月にチームは2021年のラッセルのオプション契約を行使し、2021年もウィリアムズF1に残留することが発表されている。

だが、ウィリアムズF1は8月にドリルトン・キャピタルにチームを売却。ジョージ・ラッセルの残留を強く望んでいたクリア・ウィリアムズを含めたウィリアムズ・ファミリーはチーム運営から手を引いている。

その段階でセルジオ・ペレスはレーシング・ポイントと2021年まで契約していたが、チームはアストンマーティンに名前を変える2021年にむけてペレスを放出し、4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルと契約することを選択した。

セルジオ・ペレスは、F1に留まることを望んでいるが、まだドライバーを発表していないアルファロメオとハースF1への移籍は難しいと考えられている。
そんな中、ウィリアムズF1の新しいオーナーは、ジョージ・ラッセルを放出してセルジオ・ペレスを獲得する可能性を模索していると報じられている。

セルジオ・ペレスはF1で185戦を戦っている豊富な経験を持ち、決して上位を戦えるマシンではなかったが、これまで8回の表彰台を獲得している。また、フォース・インディア/レーシング・ポイントとの契約はメキシコのテルメックス・グループのスポンサーとリンクされており、潜在的な商業的支援も見込まれる。

ジョージ・ラッセルと同じく7月に2021年のウィリアムズF1残留が発表されたニコラス・ラティフィもチームに財政的支援をもたらしており、シートを失うリスクないと考えられている。

だが、ジョージ・ラッセルは2021年もウィリアムズF1に残留する予定であり、セルジオ・ペレスとチームを結びつける憶測は不正確だとF1ポルトガルGPに先立った記者会見で強調した。

「僕は来年の契約を結んでいるし、新しいオーナーが入ってきても、契約上の観点からは新しい所有権下で何も変わっていない」とジョージ・ラッセルは言いました。

「僕サイドとしては何も心配はしていないし、実際にそのことについて新しい所有者と話はしていない」

「彼ら全員が今週末ここにいる予定だし、どんな空気も取り除かれると確信している。でも、来年ウィリアムズと一緒にグリッドにいることについて心配はしていない」

「常に憶測はあるし、メディアはいろんなことを作り上げたいんだと思う。現在グリッド上の場所を求めて戦っている素晴らしいドライバーがたくさんいるので憶測があることは理解できる」

「セルジオ。ハースの二人、(ニコ)ヒュルケンベルグなど、ずっと憶測が飛び交っている。残念ながら、F1にはここにいるに値するすべての人が収まることができる場所はない」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / ウィリアムズ・レーシング