フォーミュラE
フォーミュラE 第6戦 三亜ePrixの決勝レース後に審議対象となっていた複数の案件の処理が確定。トップでチェッカーを受けていたジャン・エリック・ベルニュ(テチーター)の優勝が確定した。

ジャン・エリック・ベルニュは、残り10分でアレクサンダー・シムズ(BMW)がクラッシュしたことによる赤旗中断のリスタート時、セーフティカーの後ろで10台分の距離を維持しなかったとして審議対象となっていた。

スチュワードは、ジャン・エリック・ベルニュに叱責処分を科したが、順位に変動はなく、優勝が確定した。

2位フィニッシュのオリバー・ローランドと3位フィニッシュのアンドニオ・ダ・コスタは、20周目のターン4でクラッシュを喫して審議対象となっていたが、お咎めなしとの判断が下されて順位が確定。オリバー・ローランドと日産は初表彰台を獲得することとなった。

その他にも複数のペナルティが確定している。

6位でフィニッシュしたセバスチャン・ブエミは、ロビン・フラインスとのクラッシュに10秒加算ペナルティが科せられ、8位に降格。

ルーカス・ディ・グラッシは、最終ラップ直前にクラッシュを喫した際に“レースディレクターの許可なく”クルマから降りたとして5000ユーロ(約62万円)の罰金を科せられた。

セバスチャン・ブエミ、ダニエル・アプト、アンドレ・ロッテラーは、ディ・グラッシのクラッシュによって出されたフルコースイエローでスピード違反を犯したとして罰金を科せられた。ブエミとロッテターは2000ユーロ(約25万円)、アプトには1000ユーロ(約12万円)の罰金が科せられた。

エルアルド・モルタラは、2度のアタックモードを使用しなかったとしてドライブスルーペナルティの代わりに16秒加算ペナルティが科せられ、10位から16位に降格。

また、ストフェル・バンドーンは、サム・バードとのクラッシュが審議対象となっていたが、お咎めなしとなった。

この最終決定により、アントニオ・ダ・コスタがジョローム・ダンブロシオを1ポイント上回ってドライバーズ選手権の首位に浮上。ジャン・エリック・ベルニュが7ポイント差の3位となった。また、チーム順位では1位のヴァージンと2位のマヒンドラが97ポイントで並んだ。

2018/19 フォーミュラE 第6戦 三亜ePrix 決勝順位・結果
PosNoドライバーチーム
125ジャン・エリック・ベルニュDSテチーター
222オリバー・ローランド日産 e.dams
328アントニオ・ダ・コスタBMW i アンドレッティ・モータースポーツ
436アンドレ・ロッテラーDSテチーター
566ダニエル・アプトアウディスポーツ・アプト・シェフラー
664ジェローム・ダンブロシオマヒンドラ・レーシング
794パスカル・ウェーレインマヒンドラ・レーシング
823セバスチャン・ブエミ日産 e.dams
920ミッチ・エバンスパナソニック・ジャガー・レーシング
1019フェリペ・マッサベンチュリ・フォーミュラEチーム
1116オリバー・ターベイNIOフォーミュラEチーム
128トム・ディルマンNIOフォーミュラEチーム
1348エルアルド・モルタラベンチュリ・フォーミュラEチーム
144ロビン・フラインスエンビジョン・ヴァージン・レーシング
1511ルーカス・ディ・グラッシアウディスポーツ・アプト・シェフラー
 3ネルソン・ピケJr.パナソニック・ジャガー・レーシング
 27アレクサンダー・シムズBMW i アンドレッティ・モータースポーツ
 17ゲイリー・パフェットHWAレースラボ
 7ホセ・マリア・ロペスGEOXドラゴン
 5ストフェル・バンドーンHWAレースラボ
 2サム・バードエンビジョン・ヴァージン・レーシング
 6フェリペ・ナッセGEOXドラゴン


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カテゴリー: F1 / フォーミュラE