【フォーミュラE】 ルーキーテスト:ニコ・ミューラーが最速タイム
フォーミュラEのルーキーテストが14日(日)にマラケシュePrixの会場となったモロッコのムーレイ・エル・ハッサン・サーキットで行われ、ニコ・ミューラー(アウディ)がラップレコードを更新して最速タイムを記録した。
今回のルーキーテストは、若手ドライバーがフォーミュラEカーを習得する機会として実施され、参加するのはフォーミュラEでの走行経験のないドライバーのみに限られる。
アウディからテストに参加したスイス出身のDTMドライバーのニコ・ミューラー(25歳)は、52周を走行し、他のドライバーから約1秒速い1分19秒651をマーク。コンディションは異なるものの、前日のマラケシュePrixの予選でセバスチャン・ブエミ(ルノー e.dams)が記録したポールタイムを上回り、サーキットのラップレコードを更新した。
「今日はとても楽しかった。初めてのフォーミュラEでの走行は大成功だった」とニコ・ミューラーはコメント。「自分自身を本当に楽しめたし、多くのラップを走ることができた・・・最速タイムはおまけ予定していた作業が出来たことの方が重要だ。とても楽しいクルマでとても楽しいシリーズを味わえた」
午後の2番手タイムはピエトロ・フィッティッパルディ(ジャガー)が記録。34周を走行して1分20秒597をマーク。3番手には0.006秒の僅差でマキシミリアン・ギュンター(ドラゴン)が続いた。
4番手タイムはウィリアムズの開発ドライバーのポール・ディ・レスタが記録した1分20秒774。自らが記録した午前中のトップタイムである1分22秒343を大幅に短縮した。
5番手にはジェームス・ロシター(テチーター)、6番手にはダニエル・ジュンカデラ(マヒンドラ)が続いた。
6番手には0.002秒差でザウバーのリザーブドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィ(DSヴァージン)、7番手には午前中にクラッシュして最初の赤旗の原因となったアンドレア・カルダレッリ(ドラゴン)、8番手にはBMWのDTMドライバーであるジョエル・エリクソン(DSヴァージン)が続いた。
9番手タイムはマクラーレンの育成ドライバーのニック・デ・フリース(アウディ)が記録。デ・フリースは午前中には技術的なトラブルによって2周しか走行できなかったが、午後に15周を走行して1分20秒971を記録。マシンは土曜日のレースでリタイアしたルーカス・ディ・グラッシと同じマシンであり、問題の原因はまだ特定されていない。
今回のテストには日産/ニスモ契約ドライバーの高星明誠が、日産のアライアンスパートナーのルノーとトップチームのe.damsの協力を得て参加。午前中は33周を走行して10番手タイムを記録した高星だったが、午後には技術的なトラブルでストップ。14周の走行にとどまり、午前中のタイムを更新できず最下位となる20番手でセッションを終えた。
フォーミュラEのCEOを務めるアレハンロド・アガグは「今回のルーキーテストは素晴らしいイニシアチブだと思う。フォーミュラEは将来が重要であり、参加したドライバーは将来のタレントだ。彼らにクルマをドライブするチャンスを与え、我々にとっても彼らをより知ることができたのは素晴らしいことだ。ここの人々のクオリティは素晴らしいし、多くの人が来たがるだろうが、ここには20の場所しかない」と述べた。
カテゴリー: F1 / フォーミュラE
今回のルーキーテストは、若手ドライバーがフォーミュラEカーを習得する機会として実施され、参加するのはフォーミュラEでの走行経験のないドライバーのみに限られる。
アウディからテストに参加したスイス出身のDTMドライバーのニコ・ミューラー(25歳)は、52周を走行し、他のドライバーから約1秒速い1分19秒651をマーク。コンディションは異なるものの、前日のマラケシュePrixの予選でセバスチャン・ブエミ(ルノー e.dams)が記録したポールタイムを上回り、サーキットのラップレコードを更新した。
「今日はとても楽しかった。初めてのフォーミュラEでの走行は大成功だった」とニコ・ミューラーはコメント。「自分自身を本当に楽しめたし、多くのラップを走ることができた・・・最速タイムはおまけ予定していた作業が出来たことの方が重要だ。とても楽しいクルマでとても楽しいシリーズを味わえた」
午後の2番手タイムはピエトロ・フィッティッパルディ(ジャガー)が記録。34周を走行して1分20秒597をマーク。3番手には0.006秒の僅差でマキシミリアン・ギュンター(ドラゴン)が続いた。
4番手タイムはウィリアムズの開発ドライバーのポール・ディ・レスタが記録した1分20秒774。自らが記録した午前中のトップタイムである1分22秒343を大幅に短縮した。
5番手にはジェームス・ロシター(テチーター)、6番手にはダニエル・ジュンカデラ(マヒンドラ)が続いた。
6番手には0.002秒差でザウバーのリザーブドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィ(DSヴァージン)、7番手には午前中にクラッシュして最初の赤旗の原因となったアンドレア・カルダレッリ(ドラゴン)、8番手にはBMWのDTMドライバーであるジョエル・エリクソン(DSヴァージン)が続いた。
9番手タイムはマクラーレンの育成ドライバーのニック・デ・フリース(アウディ)が記録。デ・フリースは午前中には技術的なトラブルによって2周しか走行できなかったが、午後に15周を走行して1分20秒971を記録。マシンは土曜日のレースでリタイアしたルーカス・ディ・グラッシと同じマシンであり、問題の原因はまだ特定されていない。
今回のテストには日産/ニスモ契約ドライバーの高星明誠が、日産のアライアンスパートナーのルノーとトップチームのe.damsの協力を得て参加。午前中は33周を走行して10番手タイムを記録した高星だったが、午後には技術的なトラブルでストップ。14周の走行にとどまり、午前中のタイムを更新できず最下位となる20番手でセッションを終えた。
フォーミュラEのCEOを務めるアレハンロド・アガグは「今回のルーキーテストは素晴らしいイニシアチブだと思う。フォーミュラEは将来が重要であり、参加したドライバーは将来のタレントだ。彼らにクルマをドライブするチャンスを与え、我々にとっても彼らをより知ることができたのは素晴らしいことだ。ここの人々のクオリティは素晴らしいし、多くの人が来たがるだろうが、ここには20の場所しかない」と述べた。
フォーミュラE ルーキーテスト 結果(午後)
No. | Driver | Team | タイム | Laps | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 66 | ニコ・ミューラー | アウディスポーツ・アプト・シェフラー | 1:19.651 | 52 |
2 | 3 | ピエトロ・フィッティパルディ | パナソニック・ジャガー・レーシング | 1:20.597 | 34 |
3 | 6 | マキシミリアン・ギュンター | ドラゴン・レーシング | 1:20.657 | 37 |
4 | 20 | ポール・ディ・レスタ | パナソニック・ジャガー・レーシング | 1:20.774 | 40 |
5 | 18 | ジェームス・ロシター | テチーター | 1:20.794 | 33 |
6 | 19 | ダニエル・ジュンカデラ | マヒンドラ・レーシング | 1:20.874 | 30 |
7 | 2 | アントニオ・ジョヴィナッツィ | DSヴァージン・レーシング | 1:20.876 | 32 |
8 | 7 | アンドレア・カルダレッリ | ドラゴン・レーシング | 1:20.964 | 40 |
9 | 36 | ジョエル・エリクソン | DSヴァージン・レーシング | 1:20.971 | 33 |
10 | 1 | ニック・デ・フリース | アウディスポーツ・アプト・シェフラー | 1:21.108 | 15 |
11 | 4 | ゲイリー・パフェット | ベンチュリ・フォーミュラEチーム | 1:21.351 | 26 |
12 | 23 | サム・デジョング | マヒンドラ・レーシング | 1:21.884 | 39 |
13 | 9 | アレクサンダー・アルボン | ルノー・e.ダムス | 1:22.027 | 51 |
14 | 25 | フレデリック・マコヴィッキィ | テチーター | 1:22.219 | 34 |
15 | 16 | アレキサンドレ・インペラトーリ | NIOフォーミュラEチーム | 1:22.500 | 34 |
16 | 28 | コルトン・ヘルタ | アンドレッティ・フォーミュラE | 1:22.673 | 34 |
17 | 68 | ハリー・ティンクネル | NIOフォーミュラEチーム | 1:22.791 | 53 |
18 | 5 | ミハエル・ベンヤヒア | ベンチュリ・フォーミュラEチーム | 1:23.975 | 20 |
19 | 27 | ブルーノ・スペングラー | アンドレッティ・フォーミュラE | 1:24.127 | 27 |
20 | 8 | 高星明誠 | ルノー・e.ダムス | 1:25.179 | 47 |
カテゴリー: F1 / フォーミュラE