アウディ解雇のダニエル・アプト、NIO 333でフォーミュラEを継続
フォーミュラEの公式バーチャルレースでの不正行為でアウディを解雇されたダニエル・アプトだが、ベルリンで開催される残りの6戦にむけてNIO 333と契約。フォーミュラEキャリアを続行することが決定した。

アウディからフォーミュラEに参戦していたダニエル・アプトだが、フォーミュラEの公式バーチャルレースでプロゲーマーを“替え玉”として参戦させたことが判明。チームはアプトを解雇した。

2018年のベルリン大会で優勝しているダニエル・アプトは、8月に旧テンペルホーフ空港で開催される無観客でのフィナーレで、中国人ドライバーのマー・チンホワと交代する。まだポイントを獲得できていないマーは、中国の渡航制限よって参戦を断念していた。

「中国には『極道息子が改心して立ち直ったら金にも換え難い』ということわざがある」とチーム代表のビンセント・ワンは語り、アプトを“両手を広げて”歓迎するとした。

「Race at Home Challenge中に彼を取り巻く論争はかなり高いレベルに達していたし、2つの反対の意見をもたらすだろう」

「最終的にパドックの主要人物と話し合った後、ダニエルにフォーミュラEに戻る機会を与えることにした」

ダニエル・アプトは、今月イギリスでNIOのマシンをテストすると語った。

「フォーミュラEのシーズン6を一緒に終えることを非常に嬉しく思う。厳しい数週間の後、カムバックを発表でき、僕にチャンスを与えてくれて信じてくれたチームに感謝したい。大きな挑戦になるだろうけど、一緒に好調でシーズンを終えるために全力を尽くす。僕を信じ続けてくれた皆に感謝する。何も私たちを止めることはできない」とダニエル・アプトは語った。

「僕はフォーミュラEの歴史の中ですべてのレースに出場し、過去3年間、大手メーカーと協力してきた。したがって、チームに対して多くの経験と意見を与えられるはずだ」

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カテゴリー: F1 / フォーミュラE