フォーミュラE ABBグループ 冠スポンサー
フォーミュラEは、シリーズを設立してから初となるタイトルスポンサー契約を発表。スイスに本社を置く電力関連企業『ABB』と複数年契約を締結した。

フォーミュラEはロンドンのサーチ・ギャラリーで特別イベントを開催。ABBをタイトルスポンサーに迎え、『ABB FIA フォーミュラE選手権』が正式名称となることを発表した。

フォーミュラEは“FIA承認のシングルシーター選手権がタイトルスポンサーを迎えたのは初”だと述べ、同シリーズのアレハンロド・アガグは“歴史的”なことだと表現した。

「シリーズのタイトルパートナーとして、電力、デジタル技術の分野で経験と専門知識を備えたABBを迎え入れることを光栄に思う」とアレハンロド・アガグはコメント。

「我々2社は、可能性の境界を推し進めることと同義だ」

フォーミュラEは、2014年から始まった国際自動車連盟(FIA)が主催する電気自動車のフォーミュラカーレース。走行中に排ガスを出さず、エンジン搭載マシンに比べ静かであるため市街地コースでレースをするのが特徴。ヨーロッパ各国では2040年代までに内燃機関自動車の販売を禁止する法案が可決されるなど、自動車産業の環境問題への取り組みが注目される中、最先端の電動技術で競うフォーミュラEの役割は年々大きくなっている。

ABBのCEOを務めるウルリッヒ・シュピースホーファーは、2社は電気モビリティの“未来を描いていく”ことになるだろうと述べた。

「本日、2社のパイオニアが団結している。ABBとフォーミュラEは最新の電化とデジタル技術の最前線で自然に適合している」

「我々は一緒にこのエキサイティングなスポーツ活動の次のフェーズを描き、ハイパフォーマンスチームを育成していく」

フォーミュラEは、。今シーズンからアウディがフルワークス参戦し、来シーズン以降はBMW、ポルシェ、メルセデス、そして日本から日産が参戦を表明するなど各国の自動車メーカーが高い関心を示している。

FIA会長のジャン・トッド会長は、今回のタイトルスポンサー契約は“フォーミュラEの魅力を証明する力強い証拠”であり、シリーズの“発展と拡大”を支えていくものだと述べた。




このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / フォーミュラE