メルボルン仕様のVJM01をトラックデビューさせたフォース・インディア(画像)
フォース・インディアは25日、メルボルン仕様の新車VJM01をトラックデビューさせた。開幕を2週間前に控え、フォース・インディアのチーフテクニカルオフィサーであるマイク・ガスコインが新車VJM01について語った。

2008年のマシンは、昨年末に投入したB-specカーをベースとしている。我々は2007年のシャシーを2008年も引き続き使用するが、25日からのバルセロナでテストするオーストラリアGP仕様のマシンは、空力面とメカニカル面で多数のアップデートがなされている。

マシンの空力面は、完全にやり直した。ブラックリーとイタリアの風洞は現在フルタイムで稼動しており、空力開発は大きく前進し、マシンのほとんど全てのエアロを変更した。しかし、メルボルン仕様のマシンは、シーズンを通しての空力改善サイクルの始まりに過ぎない。

空力面と同様に、メカニカル面でもシャシーはアップデートされている。昨シーズン、リアサスペンションのジオメトリーには重要な変更が加えれらた。ロータリーダンパーは線形のものに変更され、新しいギアボックスは、4レースの仕様が義務付けられた2008年ルールに適合するようにデザインされている。エンジンインストールに関しても、冷却部分をより軽く、よりコンパクトに、より効率的にするよう見直した。

昨年から信頼性を改善するためにリアサスペンション、更にはシステムは重要な改善をみせている。B-specには4レース使用を前提としたギアボックスが導入されていたし、最終レースでテストできたことは明らかな利益となった。我々は現在、そのギアボックスで多くの距離を走行し、2008年、この部分ではとても信頼性があると確信している。

また、エンジンインストールと冷却パッケージも引き続きの使用となるが、ディテールを改善し、軽量のパーツを装着した。いくつかの点で、マシンのわずかのパーツを変更することで大きな改善をもたらすことができたので、重要な部分により多くのリソースを集中させることができた。

我々は新しいパーツをテストし、信頼性をみせている。最後のテストではアップデートはひとつだけだ。ほとんどがエアロ面であり、信頼性には影響を与えない。風洞で最大限のことをしていたから、シーズン前のテストが短いことは心配していないよ。

昨年はとてもフラストレーションがあったが、現在、我々はずっと競争力のあるポジションに来ていると思う。新しい開発を重ね、できるだけ早く中段でレースしなければならない。

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カテゴリー: F1 / フォース・インディア