フォース・インディア VJM05
フォース・インディア VJM05の開発コンセプトをテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンが語った。

アンディ・グリーンは、2012年のコンストラクターズ選手権5位という目標を達成するためにVJM05に全く新しいアプローチを採用したことを明らかにした。

「我々にとっての最大の変化は、マシンの空力哲学だ」とアンディ・グリーンは述べた。

「まずフロントで言えば、マシンの基本構造全てをセットアップする新しいフロントウウイングだ。我々にとっては大きなステップだ」

「古い哲学を拭い去るにはかなり長い時間がかかった。昨シーズン中にいくつかテストを行い、そこから離れようと試みた。そして、冬の間にフロントの新しいコンセプトを実現するためにその知識を使用した」

「以前のマシンからの大きな航路変更であり、風洞の数値は本当に励みになっている。トラックに行き、実力を確認するのを本当に楽しみにしている」

フォース・インディア VJM05は、フロントノーズの新しいレギュレーションを満たすために段差のついたノーズを特徴としている。このデザインはフェラーリとケータハムも採用しているが、アンディ・グリーンはこのノーズデザインは大きな問題ではないと述べた。

「ノーズ高のレギュレーションの影響は非常に小さい。空力効果より視覚効果の方がずっと大きい。みんながそれについてコメントしているし、マシンのフロントがアイロン台のようだといっている人もいるが、みんな慣れていないだと思う。大多数のチームが、我々と似たようなコンセプトを使ってくると信じている」

先日発表されたマクラーレン MP4-27には、ノーズにそのようなの段差のない美しい形状を採用している。

だが、フォース・インディアはそのようなアプローチをうまく働かせることができなかったとアンディ・グリーンは述べた。

「マクラーレンは昨年、他の誰とも完全に異なるフロントエンドのコンセプトを使用して際立っていた」

「彼らのシステムは、低いノーズと低いシャシーを走らせることができた。我々も昨年そのようなシステムを試した。我々はそれをうまく働かせることができず、いろいろと異なるシステムを試し、これが最もうまく働くと感じた」

アンディ・グリーンは、開幕戦までにVJM05にいくつか重要なアップデートを予定しており、シーズン中も積極的なアップデートプログラムを維持する意向であると付け加えた。

「最終テストにいくつか持ち込ものもれば、開幕戦まで登場しないものもある」

「風洞からトラックにコンポーネントを移行させる方法にはかなりの自信を持っている。成果を上げられる自信もかなりある。もうレースでアップデートに怯えることもないし、最終テストまでに全てのアップデートを持ち込み、シーズン全体でまったくアップデートがないということもない。全レースにアップデートを持ち込む。それらをうまく働かせる自信はあるし、中にはかなり目立つだろうものもあるが、大部分は細かな改善だ」

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カテゴリー: F1 / フォース・インディア