フォース・インディア VJM05
フォース・インディアは、2012年F1マシン「VJM05」を2月7日のヘレステスト初日に間に合わせるために全力で作業を進めている。

シルバーストンにあるフォース・インディアのファクトリーでは、来週からVJM05の製造プロセスが開始される。シャシー01は昨年12月にFIAのプログラムに使用されたため、製造されるマシンはシャシー02となる。

「それが行われているときは常に周りは騒がしくなる」とテクニカルディレクターのアンディ・グリーンは述べた。

「私はしばらくモデルの状態でマシンを見てきたが、多くの人々は組みあがったときに初めて見ることになる。初めてマシンが始動するときは常に刺激的な時間だ。誕生の瞬間だからね!」

「我々にとって忙しい時間だし、未知数も大きい。ライバルと比較して我々がどれくらいうまくやれているかはわからないし、他がどのようなものを持ち出してくるかを待つ間はちょっとした不安がある」

フォース・インディアは、VJM05の作業を昨シーズン中盤に開始。少なくとも空力開発については完全にVJM05に焦点が移されていたとアンディ・グリーンは述べた。

「我々は6月にそれに取り組み始め、7月に最初の風洞テストが行われた。VJM04のアップグレードを行うために8月の一週間は風洞をフル稼働されていた」

だが、フォース・インディアはコンストラクターズ6位を争っていたため、アンディ・グリーンとチームがVJM05に完全に集中することができたのは、最終戦ブラジルGP後になってからとなった。

「2011年シーズンは、最後の数レースも戦っていた。どうなるかわからなかった。シーズン終盤にトロ・ロッソがあのような力強い追い上げをしてくるとは予想していなかった。彼らは鈴鹿くらいから相当なアップグレードを持ち込んだと思う。シーズンのかなり後半にあのような大きな変化で追い上げてくるチームはかなり珍しいことだ。なので、ブラジルの最終戦まで集中することは正しかった。そこから我々は100%新車に焦点を置いた」

2012年から全てのチームはテスト開始前にFIAのクラッシュテストに合格しなければならないよう規約が変更になった。フォース・インディアは、安全策として全てのテストを12月に完了させた。それにより1月はテストに間に合わせるためにVJM05を準備することに費やすことができる。

「我々はスケジュール通りに進行しているし、それは良いニュースだ! 今年はテスト前にシャシーをホモロゲートしなければならず少しタフだった。なので、それに対処するためにちょっとした追加の計画があった。シャシーは12月からホモロゲートされていた」

「かなり祈っていたよ! まったく問題なくテストが一つずつ進んでいくのは常に素晴らしいことだ。それは全員にとって本当に名誉なことだ」

「昨年と比較して異なるスケジュール、異なるプランだった。全てが予定通りに進んだので、我々は全ての作業を終えて非常にリラックスして休暇を過ごすことができた。準備ができていると知ることで、全員が新年の良い休暇を過ごすことができたよ!」

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カテゴリー: F1 / フォース・インディア