FIA会長 「F1運営を改善しても得られるのは称賛ではなくゴミだけ」
ビン・スライエムが2021年12月にFIAの会長に就任して以来、連盟はトラックでのレースコントロールを支援する遠隔操作センターを導入し、スチュワードやレースディレクターを育成・指導するプログラムを開始した。
さらに最近では、審判団の採用をサポートする「オフィシャル部門(Official Department)」の設立を発表した。
また、FIAは今年初めのF1オーストリアGPで、新しいトラックリミットソリューションを導入した。これはレッドブルリンクで長年続いていた問題を解決したようであり、F1とMotoGPの両方で使用されている他のサーキットでも使用できるポテンシャルがある。
オートスポーツ誌がインタビューでベン・スライエムに、FIAがこの問題の解決に十分な評価を受けていると思うかと尋ねたところ、ビン・スライエムは次のように答えた。
「いいや、我々は決して評価を得ることはないだろう。不可能だ。我々が得られるのはゴミだけだ。私が知る限りではね」
ビン・スライエムは、FIAはもっと評価されるべきであるだけでなく、これまでに投資してきたことに対して、金銭面でもっと評価されるべきだと考えている。
「よく考えてみてほしい。FIAを除いては、誰もがFIAから利益を得ている。FIAを除いては、誰もが称賛を得ている」
「それは本当だ。私が引き継いだとき、我々は2000万のマイナス運営費用を抱えていた。なぜか？ なぜなら、我々は他の人々と同じように収入を得ているからだ」
「しかし、プロモーターたちを見てほしい。彼らを祝福したい。彼らは賢明な行動を取った」
「しかし、私はいつも通り、非常に正直に言わせてもらう。リバティ・メディアはF1を変えるという素晴らしい仕事をした。もし過去に戻れるなら、それを元に戻したいと思うか？ そんなことはない」
「私はそれを元に戻すつもりはないが、FIAが彼らと対等であることを確認するつもりだ」
「彼らは優れたプロモーターだ。今日、彼らと同じくらい有能な人物がいるかと聞かれれば、私は『いない』と答えるだろう」
「私は彼らのやっていることを支持している。FIAは彼らと最善の方法で協力している」
「しかし、規則や統治はFIAの仕事だ。そして、皆が儲けるようにしよう」
「ドライバーが楽しくレースを行い、安全に走り、儲けるようにしよう。そして、チーム代表がもっと儲かるようにしよう。彼らはそうするべきだ」
「しかし、FIAが称賛されることは決してないだろう。不可能だ」
カテゴリー： F1 / FIA（国際自動車連盟）
