F1 国際自動車連盟 フェラーリ メルセデスAMG F1
FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、フェラーリとメルセデスは信頼性が高すぎるという持論を展開。F1の上位チームが多額の予選をつぎ込んでいることに直接関連しているためであり、F1にとって良い状況ではないと考えている。

2017年のF1世界選手権でもメルセデスが圧勝。メルセデス W08は優れた信頼性を見せ、ルイス・ハミルトンは全20戦でポイント獲得という記録を打ち立てて、自身4度目となるF1ワールドチャンピオンを獲得した。

「メルセデスは常に最速というわけではなかったが、ルイスは20戦のすべてでポイントを獲得した。クルマの信頼性が高すぎる」とジャン・トッドはコメント。

フェラーリがシーズン後半にメルセデスとのタイトル争いから脱乱したのは信頼性の欠如のためだと考えられているが、ジャン・トッドはフェラーリでさえ信頼性は高すぎると主張する。

「フェラーリも印象的だった。自分が言ったことを曲げるつもりはない。フェラーリとメルセデスは信頼性が高すぎた。それには多くのコストが費やされている。テスト、シミュレーターなど、あまりに多くのコストがかけられている」

「良いスポーツのためにその全てを必要としているわけではない。実際はその逆だ」

また、ジャン・トッドは、FIA、F1新オーナーのリバティメディア、そして、F1チームとの間で進められている将来の2021年以降のエンジンレギュレーションに関する議論についての考えを述べた。

「現在のエンジンはあまりに高価であり、あまりに複雑で、あまりに静かだ」とジャン・トッドは認める。

「だが、我々はそれらを土台にすることはできる。現在、我々は既存のエンジンを進化させることについてマニュファクチャラーと話をしている。そのプロセスはまだ終わったわけではない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)