シド・ワトキンス博士
シド・ワトキンス博士が、FIAモータースポーツ安全研究所の会長職を退いた。

シド・ワトキンス博士(83歳)は、1978年から2004年までFIA医療部隊の代表を務め、安全性向上に尽力。またF1ドクターとしてコース上でクラッシュが発生した際には数々のドライバーの命を救ってきた。1995年にアデレードでミカ・ハッキネンが大クラッシュを喫した際もシド・ワトキンス博士が活躍した。

アイルトン・セナと親しかったことでも知られるシド・ワトキンス博士は、アイルトン・セナの死後、1994年にFIA安全性専門諮問委員会の委員長に就任。その後、2004年に設立されたFIAモータースポーツ安全研究所の初代会長に就任した。

今後もFIAモータースポーツ安全研究所の名誉会長として残ることになったシド・ワトキンス博士は、この8年間の業績を誇りに思うと述べた。

「この研究所を設立時から率いてこられたことは誇りであり大きな喜びでもある。モータースポーツの安全性と持続性において我々が成し遂げたてきた業績や今後に向けた計画を心から誇りに思っている。名誉会長として新たな立場でささやかながら貢献し続けていくことを楽しみにしている」

FIAモータースポーツ安全研究所の事務局長リチャード・ウッズは「モータースポーツにおけるシド(ワトキンス)の影響は伝説的だ。彼はキャリアで成し遂げたすべてその分野で常にリーダーとして活躍してきた。1980年代は安全性の改善に対する要望を導き、それ以来FIA、最近では研究所による連続展開を促進する人物だった。我々のスポーツの安全性におけるシドの遺産は計り知れない」

ジド・ワトキンス博士の後任を務めるジェラード・サイヤン博士は「ワトキンス博士と共に働いて多くのことを学んだ。これからはFIAモータースポーツ安全研究所の会長職を新会長として彼の仕事を発展させていきたい。モータースポーツの安全性と持続性は優れた進歩を遂げているが、やるべきことは常にあるものだ。これらの重要な発展を確実に継続できるよう全力を尽力していく」

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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)