メルセデスF1代表、フェラーリの低迷は「特定のメンバーの責任」
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、現在のフェラーリの低迷は“特定のメンバー”が下したプライオリティにあるとチーム全体ではなくマネジメントに非があるとした。

昨年のF1ベルギーGPで、フェラーリは2台がフロントローに並び、シャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウィンで快勝。だが、今年は13番と14番手と今季初の2台揃ってQ2敗退を喫し、ポールポジションのルイス・ハミルトンからは1.7秒の差がついた。

昨年のこの時期、フェラーリはF1エンジンを大幅に改善させ、メルセデスのライバルとして立ちはだかっていたが、その後、不正行為を疑われ、冬の間にFIAはフェラーリのパワーユニットを調査。両者の間で“機密の合意”に達したが、今年のエンジンは大幅にパフォーマンスが低下している。

フェラーリは、昨年のF1エンジンに不正行為はなかったと主張しているが、FIAとの和解の結果としてパフォーマンスを失ったことを認めている。

メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフはフェラーリの低迷はF1にとって良くないことだとし、責任はチームのトップマネジメントにあると指摘した。

「フェラーリはアイコニックなブランドであり、彼らは最前線でレースをしているべきだ」とトト・ヴォルフ語った。

「これはF1にとって良いことではないし、先頭での競争にとっても良くない。ティフォシのことを思うと、このパフォーマンス不足は非常に気の毒だ」

「彼らの最近のプライオリティが正しかったのか、パフォーマンス不足がどこから来ているのかをどうかを問いただすべきだ。全体的に見て、ファンやフェラーリの人々の中には、このような結果に値する者は1人としていないはずだ」

フェラーリのプライオリティを問うべきとはどういうことなのかと質問されたトト・ヴォルフは「フェラーリのプライオリティという言い方は間違っている。それではフェラーリとフェラーリのみんなを巻き込んでしまうからね」

「おそらく問題はチーム内の特定のメンバーが下した決定によるものだろう」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / メルセデスF1