F1:ヘイローの発明者が特許侵害で訴訟も「前向きな方法で解決」
F1で採用されているコックピット保護デバイスであるヘイロー(Halo)の発明者であるイエンス・ニゴールは、特許侵害でFIA(国際自動車連盟)に対して訴訟を起こしていたが、FIAのモハメド・ビン・スライエム会長は「非常に前向き」な解決に達したと語った。

2021年12月、ジャン・トッドの任期が満了した後、FIA会長に選出されたモハメド・ビン・スライエムが最初に行ったことの1つは、2018年シーズンからF1マシンに義務付けられているヘイローに関する訴訟だった。

ヘイローは、導入以来、ドライバーを負傷や死亡から救ったことで評価されており、2020年のバーレーンGPでのロマン グロージャンの大クラッシュでの役割が高く評価された。

しかし、発明者であるイエンス・ニゴールは、特許侵害の疑いで FIA に対して訴訟を起こしていた。

金曜日にボローニャで開催されたFIA年次総会で、モハメド・ビン・スライエムはヘイローに関する法的問題が解決したと語った。

「我々の最初の仕事は明確だった。2021年のアブダビグランプリの影響を受けて、FIAを軌道に戻さなければならなかった」とモハメド・ビン・スタイエムは語った。

「会長としての私の最初の行動の1つは、我々が直面した法的問題について透明性を保つことだった。したがって、ヘイローの訴訟が非常に前向きな方法で解決され、FIAの将来が守られたことをお伝えできることを非常にうれしく思う。法務チームの尽力に感謝する」

「しかし、この透明性はさらに進めなければならない。そのため、将来の計画を形作る財務とガバナンスの独立した監査を依頼した」

「それは帳簿のバランスを取り、メンバーにより多くを提供するためにFIAを改革することを意味する。そして、和絵割れの改革への意欲を示す最も良い例は、史上初の CEO (ナタリー・ロビン)の任命だ」

ヘイローは、F2、F3、リージョナルカテゴリなどFIA管轄のフィーダー シリーズでも使用されている。

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カテゴリー: F1 / F1マシン / FIA(国際自動車連盟)