F1:2017年F1マシンにかかるGフォースは“失神寸前レベル”
ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、2017年F1マシンにかかるGフォースレベルを聞いてショックを受けたし、それは“普通の人間”には到底ドライブできないものだと考えている。
新レギュレーションによって今年のF1マシンはダウンフォースの増加でコーナリングスピードが上がり、ドライバーにとってより過酷なものになるよう設計された。ピレリのF1タイヤも、大きく、太くなっている。
新レギュレーション発表時の公約は2015年と比較してラップタイムを5秒アップさせることだったが、これはプレシーズンテスト3日目にメルセデスのバルテリ・ボッタスがすでに達成している。
バルセロナテストでは、時速280kmのターン3での全開走行が可能となっており、ポール・ヘンベリーは、それが新世代のF1マシンの過酷な要求を際立たせていると語る。
今季マシンで増大した負荷について質問されたポール・ヘンベルーは「かなりショッキングだ。この段階で早くもコーナーで5Gという話が出てきている・・・市販車ではフェラーリやランボルギーニの最上位モデルでも1.2〜1.3Gくらいだろう。今やそれは私の理解を超えたレベルに到達しようとしている・・・」
「医師に詳しく説明を聞けば、失神寸前のレベルだと説明してくれるだろう。私には想像もつかない。だが、確かにターン3を見ていると、非常に印象的だった。普通の人間には不可能な業だろう」
ピレリは、2017年は1ストップレースが主流になるとピレリは予想しており、ドライバーは後半戦の特に暑さが問題となるサーキットでは過酷な体験をすることになるだろうとポール・ヘンベリーは語る。
「遊園地の乗り物のようだ。5Gまでいくと、気分が悪くなりそうだ。どんなサーキットかにもよるだろう。ドライバーにとって、シルバーストンで30〜40周のスティントを走るのははかなり疲れるはずだ。かなりぐったりすると思う。ここ(バルセロナ)でも、あと20℃気温が上がり、レース状態で全開走行すればそうなる」
「ドライバーにとっては肉体的に非常に大きなチャレンジだ。もちろん、彼らは一流のアスリートたちばかりだし、入念に準備している。我々がすでに目にしている3秒というタイム短縮は、通常であれば3年の開発に相当する。驚くべきパフォーマンスだ」
カテゴリー: F1 / F1マシン
新レギュレーションによって今年のF1マシンはダウンフォースの増加でコーナリングスピードが上がり、ドライバーにとってより過酷なものになるよう設計された。ピレリのF1タイヤも、大きく、太くなっている。
新レギュレーション発表時の公約は2015年と比較してラップタイムを5秒アップさせることだったが、これはプレシーズンテスト3日目にメルセデスのバルテリ・ボッタスがすでに達成している。
バルセロナテストでは、時速280kmのターン3での全開走行が可能となっており、ポール・ヘンベリーは、それが新世代のF1マシンの過酷な要求を際立たせていると語る。
今季マシンで増大した負荷について質問されたポール・ヘンベルーは「かなりショッキングだ。この段階で早くもコーナーで5Gという話が出てきている・・・市販車ではフェラーリやランボルギーニの最上位モデルでも1.2〜1.3Gくらいだろう。今やそれは私の理解を超えたレベルに到達しようとしている・・・」
「医師に詳しく説明を聞けば、失神寸前のレベルだと説明してくれるだろう。私には想像もつかない。だが、確かにターン3を見ていると、非常に印象的だった。普通の人間には不可能な業だろう」
ピレリは、2017年は1ストップレースが主流になるとピレリは予想しており、ドライバーは後半戦の特に暑さが問題となるサーキットでは過酷な体験をすることになるだろうとポール・ヘンベリーは語る。
「遊園地の乗り物のようだ。5Gまでいくと、気分が悪くなりそうだ。どんなサーキットかにもよるだろう。ドライバーにとって、シルバーストンで30〜40周のスティントを走るのははかなり疲れるはずだ。かなりぐったりすると思う。ここ(バルセロナ)でも、あと20℃気温が上がり、レース状態で全開走行すればそうなる」
「ドライバーにとっては肉体的に非常に大きなチャレンジだ。もちろん、彼らは一流のアスリートたちばかりだし、入念に準備している。我々がすでに目にしている3秒というタイム短縮は、通常であれば3年の開発に相当する。驚くべきパフォーマンスだ」
カテゴリー: F1 / F1マシン